海外送金ならWiseがおススメです【早い・安い・ラク】

海外に家族がいる方なら、海外送金を利用されたことがあるかもしれません。

海外とビジネスをしたり証券口座にお金を送金する方も、海外送金を利用したことがあるでしょう。

送金業務は長らく銀行が独占していましたが、規制緩和やITの発達によって日本においても海外送金の選択肢が増えました

海外送金というと、

パーマネントトラベラー
手数料が馬鹿高いし時間かかるし手続きも面倒そう・・
 
 
ってイメージがあるかと思いますが、そのイメージは過去のものになりつつあります。
ちゃんとしたサービスを選択さえすれば、安くて早くて簡単かつラクに海外送金が出来ます!
ここでは、そんな海外送金が実現できるWise(旧Transfer Wise)をご紹介ます。
 

Wiseとは

Wiseプロフィール

Wiseとは、英国発のフィンテック企業です。

2011年創業で主に海外送金や多通貨口座、その口座に紐づいたデビットカード事業を行っています。

日本では2016年から営業を開始。

もともとはTransfer Wiseという企業名でしたが、2021年2月にWiseへと企業名を変更しました。

Wiseは50以上の通貨を取り扱っており、アジアを含め主要な通貨の海外送金に対応しています。

画期的なWiseの送金システム

Wiseが画期的なのは、その送金システムにあります。

銀行での国際送金はSWIFTという国際金融取引システムを介して行っているのですが、この送金方法だと中継銀行を挟むこともあるので、手数料が高くなりがちで時間も掛かることが多いのです。

例えば、日本からフィリピンに送金するのに、まったく関係ない第三国の銀行を経由するなんてこともあるのです(しかも、第三国の銀行にもきっちり手数料を払うハメに・・)。

その点Wiseの場合、国際金融システムを使って送金しているのではなく、自社の拠点間でのデータのやり取りだけで疑似的に送金するので、銀行間の送金よりコストが安く素早く送金が完了するのです。

このWiseの疑似的な送金システムを、JさんとAさんという架空の人物に当てはめて単純化して説明すると、

日本に住んでいるAさんアメリカに住んでいるBさんは友人同士です。
Jさんはアメリカに住む家族に定期的にお金を送金し、反対にAさんは日本に住む家族に定期的にお金を送金しています。

二人とも国際送金には高いコストも時間もかかるので悩んでいましたが、ある日二人は良いアイディアを思いつきました。

それは、Jさんがアメリカの家族に送金する際はAさんが代わりにJさんの家族の銀行口座に振り込みをし、Aさんが日本に住む家族に送金する際にはJさんが代わりにAさんの家族の銀行口座に振り込みをするというものです。

これなら、連絡をもらえればすぐに振り込みが完了しますし、国内での振り込み手数料しかかからないのでコストも安く済みます

もちろんこの仕組みは金銭の貸し借りが発生するので、お互いの信用が重要であることは言うまでもありません。

これを組織的に行っているのがWiseなのです。

Wiseは各国に拠点を持ち、そこから振り込みを実行することによって低コストかつ迅速な送金を実現しているのです。

ただし、海外から日本へ100万円を超える送金をする場合や、南アフリカへ南アフリカランド(ZAR)を送金する場合、そしてアメリカ以外の国に米ドルを送金する際はSWIFT送金ネットワークを用いて送金を行いまので、Wiseのネットワークだけで送金が完了せず、中継銀行手数料がかかることがあります。

これは、各国の金融取引規制等が関係しているのでしょう。

海外送金ならWiseをおススメする4つの理由

海外送金をするならWiseを強くおススメするのには4つ理由があります。

  • 送金手数料が安くて透明性が高い
  • 送金手続きから相手口座への着金までの時間が早い
  • アプリやネットで簡単に送金できる
  • アプリなどのシステムが安定している

それぞれ説明していきます。

送金手数料が安くて透明性が高い

手数料は振り込み金額や取り扱い通貨によって異なりますが、2021年8月時点で日本からタイへ日本円からバーツに替えて送金する場合、10万円あたり900~1,000円程度の手数料です。

数千円かかる銀行送金と比べると非常に安いですね。

手数料についての傾向を調べてみると、送金金額が高いほど送金金額に対しての手数料の割合は低く、ハードカレンシー等のメジャー通貨ほど手数料が安い傾向にありました。

2021年8月現在で調べてみたところ、10万円分のユーロを送金するのに必要な手数料は送金金額の0.6%程度ですが、中国人民元だと1.4%ほどでした。

ただ銀行と比べて手数料が安いのは確かですが、Western Unionでもアプリなんかを活用すればこのくらいの手数料で収まることもあります。
 

パーマネントトラベラー
それならウェスタン・ユニオンでも手数料の面では同じじゃないの?
Wiseだけが安いわけじゃないじゃん。
 
と思われるかもしれません。
しかし、結論から言うとWiseの方が手数料の面では有利なのです。
これまでの話は目に見えている手数料に限った話でした。
一般的に両替が伴う金融取引には目に見えない為替手数料が存在しており、一方Wiseの場合、目に見えない為替手数料がかかりません
 
 

パーマネントトラベラー
目に見えない為替手数料とは何のこっちゃ?
 
 
目に見えない為替手数料について説明します。
通常、為替を売り買いする際は売りと買いの値段が異なります
例を出すと、
あなたが日本円を米ドルに交換するレートは1ドル110円だけど、あなたが持っている米ドルを日本円に交換すると1ドル105円になるといった具合です。
この場合、110円で1ドルと交換してすぐに日本円に戻すと105円しか戻ってこないので、あなたは5円損したことになります。
逆に言えば、この5円は業者の利益になるわけです。
このことは銀行でもウェスタン・ユニオンも同じです。
つまり、銀行もウェスタン・ユニオンも送金手数料と言う名目でお金を取っておいて、その他に為替の売り買いのスプレッドでもちゃっかり儲けているという事です。
Wiseはこのことを「隠れコスト」と呼んでいます。
 

パーマネントトラベラー
まさに消費者の目には見えない手数料。なんか騙されてる気分。
 
 
一方Wiseの場合は、日本円を米ドルに替えて送金する場合も、米ドルを日本円に替えて送金する場合も、同じ為替レートであるため隠れコストはかかっていません
Wiseの場合、ロイターから配信されるインターバンク(銀行間取引市場)の仲値を元に為替レートを決定しています。
実際私もBloomberg端末(金融プロフェッショナル向けの情報端末)で配信されているレートとWiseのレートを比べたことがありますが、リアルタイムでほぼ同じレートでした。
 
このようにWiseは手数料率が低く、かつ、公平な為替レートを用いていることから利用者にとって真の手数料が明示されているため、送金手数料が安くて透明性が高いと言えます。
 
Wiseにはデビットカードもありますので、あらかじめ日本円を旅行先の通貨に両替してWiseのマルチカレンシー口座に預けておけば、旅行先で現地通貨を引き出すなんてこともできます。
同じ為替レートであれば、Wiseは為替手数料がない分、現地で両替するより有利に現地通貨を手に入れることが可能ですね。
 

送金手続きから相手口座への着金までの時間が早い

Wiseは銀行営業日であれば、原則1~2日で相手口座にお金が振り込まれます。

私は過去何十回もWiseを使ってタイにお金を送りましたが、その経験上では、平日であればその日のうちに相手口座にお金は着金します。

一番早くて、私がWiseの口座に振り込みを完了してから5分後には相手口座にお金が着金していたことがありました

先程も書いたように、Wiseは銀行送金と違ってSWIFTを使って間に中継銀行を挟みながらお金を送るのではなく、自社のネットワークで送金業務を完了させるため早いのです。

手続きとお金の流れを説明すると、

Wiseのアプリで手続きをする

三菱UFJ銀行恵比寿支店にあるWiseの口座に送金金額+手数料を振り込む

Wiseの日本拠点が入金確認後、送金先の拠点に入金指示をする

送金先拠点は現地銀行の口座にお金を振り込む

相手先口座に着金
 
ってな感じです。
私の場合、三菱UFJ銀行のネットバンキングから振り込んでますので、ほぼリアルタイムに国内の送金が完了しますし、銀行振り込み手数料もかかりません
Wiseを利用するのであれば、三菱UFJ銀行の口座を持つことをおすすめします。

アプリやネットで簡単に送金できる

Wiseはアプリと銀行振り込みで送金できますので、銀行のネットバンキングと組み合わせればオンラインで手続きが完了します

 
P’hiro
部屋で寝っ転がりながら海外送金できる時代
 

本人確認も初回にオンラインで行えば良いだけなのでスムーズです。

Wiseを利用する以前はWestern Unionという別の海外送金サービスを利用していましたが、アプリで手続きをしても結局大黒屋などの代理店に現金を持って送金をすることになるため、時間もかかり面倒でした。

 
P’hiro
Western Unionもオンラインで完結できる仕様とのことだけど、アプリとかシステムがへぼ過ぎて使えず、結局大黒屋とかにせっせと現金持って行って手続きしてたわ。

今思うとクソめんどくさい(‘A`)

 
新型コロナの影響で2020年4月に緊急事態宣言が出た際は多くのWestern Unionの取扱店が閉まっていたため、オンラインで送金が完結できる大切さを痛感しました。
 

アプリなどのシステムが安定している

以前Western Unionを利用していた時は、アプリの動作が不安定で手続きが上手くできなかったことが多かったです。

 

 
P’hiro
店舗側のシステムがダウンしてるのも何度も見たから、基本的にWestern Unionのシステムはクソなんだろう。

 

クソな体験で言えば、

Western Unionのアプリから銀行振り込みを利用して送金を試みたことがあったのですが、なぜか手続きと振り込みが完了した後に送金ができないというエラーが出てしまい、数日間お金が宙ぶらりんになってしまったことがありました。

急いで送金したかったので今度はWestern Unionの店舗からお金を送ろうとしたのですが、アプリで手続きした分を含めると1日の送金限度額を超過してしまったため、当日中にお金を送ることができなくなってしまいました。

なんてことがありました。

 

いまだに原因は不明です(知る気もないけど)。

 

一方で、Wiseに関してはアプリの動作は安定しており、登録した時から今まで送金が出来なかったことは一度もありません

全てにおいてスムーズです。

 

 
P’hiro
某銀行もそうだけど、金融やっててシステムがクソとかマジで信用無くすよ。もはや金融はIT産業ですからね。
 

まとめ

海外にお金を送金するのであれば、Wiseは非常におススメです。

Wiseはその画期的なアイディアから安くて早い国際送金を実現しました。

また、消費者からは分かりにくい為替手数料(Wiseでは「隠れコスト」と呼ぶ)を排除して、消費者の目に見える手数料だけを負担してもらうという点に、企業の誠実さをも感じます

再度、Wiseをおススメする利用をあげると、

  • 送金手数料が安くて透明性が高い
  • 送金手続きから相手口座への着金までの時間が早い
  • アプリやネットで簡単に送金できる
  • アプリなどのシステムが安定している

となります。

とても使いやすくコストも安いので、私はWise一択ですね。

海外送金を利用される方であれば、Wiseのご利用を検討されてはいかがでしょうか?

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