キャッシュレス決済の5つのデメリット

最近はクレジットカードだけでなく、スマホを使った非接触決済・QRコード決済などキャッシュレス決済の選択肢が増えてきました。

長らく現金信仰の強かった日本ですが、決済手段の多様化や新型コロナの流行による接触機会の減少を図る観点から、キャッシュレス決済を利用する人が増えています

キャッシュレスには多くのメリットがあるため、私もキャッシュレス決済派です。

キャッシュレス決済にメリットが沢山あるのは事実ですが一方で、

 


パーマネントトラベラー
キャッシュレス決済が便利でお得って言っても完璧じゃないだろうし、デメリットもあるでしょ?
 
 
と思われる方もいらっしゃるでしょうし、だからこそ現金しか使わないという方も多いと思います。
実際、キャッシュレス派の私でもキャッシュレス決済のデメリットは認識していますし、現金の方が優れている面もあるとも感じています。
ここでは、キャッシュレス派の私があえてキャッシュレス決済のデメリットを書いていきたいと思います。
現金派のみならず、キャッシュレ派もそのデメリット面を認識することは上質なマネーライフをおくるために必要なことだ思います。
 

キャッシュレス決済のデメリット

キャッシュレス決済も完璧ではない

キャッシュレス派の私でも、キャッシュレスが完璧ではなく現金の方が優れている面があることは認めています。

 

私が思うキャッシュレス決済のデメリットをあげると、

  • 現金の方が予算管理が簡単
  • レジやスマホなどのデバイスが不調だと利用できない
  • 災害に弱い
  • 不正利用の恐れがある
  • クレジット機能で決済の場合、身の丈以上の消費をしてしまう恐れがある

が挙げられると思います。

逆に言えばこのデメリットは、現金を使う際のメリットでもあると思います。

 

現金の方が予算管理が簡単

現金の場合、財布なり封筒なりに使ってよい分だけのお金を入れておけば、あといくら使えるのかが一目瞭然です。

一方キャッシュレスの場合、プリペイド方式を除けばなんらかの形でいくら使ったかを把握しておく必要があります。

 

 
P’hiro
何も考えないで使ってると、後で痛い目見るよ!
 

買い物のレシートを取っておいて家計簿に記録するのも面倒ですよね。

 

最近はマネーフォワードなどの家計簿アプリが自動でクレジット利用情報などを取り込んでくれたりするので昔よりは楽になったとは思いますが、支払いから明細が上がってくるまで数日タイムラグが生じてしまいます。

アプリで支出をチェックするより、財布の中身をチェックする方が手っ取り早い感じもしますし。

 

結局、なんだかんだで予算管理は現金の方がやりやすいと思います。

 

レジやスマホなどのデバイスが不調だと利用できない

キャッシュレス決済は電子的に行う関係上、コンピュータの不調などで使えなかったりすることがあります

私も先日、普段カードが使える店なのにレジが不調でクレジットカードやスマホ決済が使えないという場面に出くわしました。

現金もある程度は持ち歩くので買い物は出来ましたが、現金が無かったら困っていました

 

 
こういうことがあるので、コンビニ行くのにも念のため財布は持って行くようにしている
 
スマホが調子悪くてQUICK PAYが使えなかったなんてこともありましたね。
また、サッと決済が完了するのがキャッシュレス決済の良さですが、お店のデバイスが不調だったり店員さんが不慣れだとやたらと決済にもたつくこともあります。
あんまり時間がかかると、「もう現金で払うんでいいです」ってなりますよね。
 
やはり、決済の確実性って意味ではキャッシュレスより現金の方が上です。
 

災害に弱い

上記と共通することですが、キャッシュレス決済はコンピュータや通信回線を使うため災害時には使えない可能性が高いです。

 

 
 
P’hiro
クレジットカードのインプリンタ決済とか今使ってるところ少ないよね

※インプリンタ決済:カード番号などのインボス文字をカーボン複写して伝票を起こす決済方法

 

やっぱり決済の確実性は現金が最強ですな。

 

不正利用の恐れがある

古典的な話で言えば、クレジットカードを落として、それを第三者に使われてしまうなんてことがあります。

まぁ落とせば使われてしまうという点では現金も同じではありますが、クレジットの場合は限度額いっぱいまで使われてしまう恐れもあります。

 

ただ、クレジットカードについては不正利用されたとしてもカード会社に届けるなど、カード利用規約を守って利用しカード会社所定の手続きを取れば補償されるので、その点は現金を落とした場合よりダメージは少ないと思います。

 

そうはいっても、補償されるからと言って安心しきっていてはいけません。

カードなどが手元にあってもオンラインショッピングなどで気づかないうちに不正利用される危険性もありますので、普段から明細のチェックが必要です。

現金なら手元にあることが誰かに勝手に利用されていない確かな証拠となりますので、そういった面で現金は安心感がありますよね。

 

なおクレジットカードとは違い、Suicaやnanaco、楽天Edyといった主にプリペイド方式のキャッシュレス決済の場合、紛失時に不正利用されても補償されません

オートチャージ機能なんてついてたら最悪です。

ですので、利用しているキャッシュレス決済が不正利用された場合に補償はされるのか、あらかじめ確認することを強く推奨します

 

クレジット機能がついている決済の場合、身の丈に合わない消費をしてしまう恐れも

現金やSuicaなどのプリペイド方式のキャッシュレス決済であれば、使いすぎてしまうことはあってもチャージした金額以上の支出をすることはできません。

一方、クレジットカードやそれに紐づいたキャッシュレス決済の場合、その限度額内であれば買い物が出来てしまうわけですから、自分の予算や支払い能力を超えた支出をしてしまう危険性もあります。

 
P’hiro
お金も無いのに高い時計とか買えちゃうわけよ
 
 

衝動買いが目立つ人はクレジットカードなどは持たない方が良いと思います。

使いすぎてしまっては、せっかくのキャッシュレス決済のメリットも台無しです。

キャッシュレス決済を利用するなら、支出管理や自己管理は現金以上に重要となります。

キャッシュレス決済の弱点を理解しつつ利用するのがおすすめ

冒頭にも書きましたが、私はキャッシュレス派です。

キャッシュレス決済には支払いがスムーズだとかポイントが貯まるなどのメリットがあるため、私は積極的にキャッシュレス決済を活用しています。

一方これまで見てきた通り、キャッシュレス決済には現金にはないデメリットもあります。

ですので、キャッシュレス決済のデメリットを理解し、そのデメリットを埋めながら活用するのが一番良いのかなと思います。

例えば、

支払いはキャッシュレスで、家での予算管理は現金を活用する

キャッシュレスが使えない場合に備えて少額の現金は持ち歩く
⇒ キャッシュレス中心なら大きい財布を持ち歩く必要がなく身軽

利用明細をチェックするクセをつける
⇒ 不正利用の早期発見や支出管理のために、私は通勤中にスマホで利用明細を確認することをルーチンとしています

一か月使えるお金をあらかじめ把握する
⇒ 使いすぎ防止。私は支出種別ごとに予算を振り分けています

などすれば、キャッシュレス決済のデメリットをある程度カバーできるかなって思います。

この記事を読んで、

やっぱり現金を使い続けよう」や、

デメリットを把握したうえでキャッシュレス決済を活用しよう

など、なんらかのご参考になれば幸いです。

 

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