こんにちは、P’hiroです。
突然ですが、この記事を読んでいるあなたは、以前の私のように、
証券会社勤務だと株の取引は制限されている
はじめに言うと、
証券会社に勤務していても株の取引は出来ます。
ただ、一般の人のように自由にできるかというと、通常は社内規定で取引は制限されています。
会社によって規制は異なるのですが、おおむね
- 短期間で売買することは禁止
- 事前に取引内容を報告し、会社の承認を得る
- 取引後に取引内容を会社に報告する
といったことが必要になります。
地場受け・地場出し規制は廃止されたが証券マンの口座開設を断るネット証券が多い
地場受け・地場出しとは
地場受け・地場出しとは、証券業界用語で、
- 地場受け:証券会社が他の証券会社の役職員から株などの注文を受けること
- 地場出し:証券会社の役職員が他の証券会社に株などの注文を出すこと
を言います。
地場受け・地場出しとは、証券会社の目線か社員の目線の違いであって、同じ意味であります。
以前は証券業協会に規定で地場受け・地場出しは禁止されていましたが、2017年8月より地場受け・地場出し禁止規制は廃止されました。
つまり現在は、証券会社の社員は自分の会社以外の証券会社で口座を持って株取引をすることができるのです。
ところが現状、多くのネット証券は証券会社の社員の口座開設を断っているのが現実です。
地場出し規制は廃止されても口座が作りにくい理由
証券マンがネット証券で口座が作りにくい理由は、
- 地場受け・地場出し規制時代の名残り
- コンプライアンス上の問題で照会があったり揉める可能性があったりで面倒
- その割に信用取引やデリバティブ取引が出来ないし、日計りで株の取引も出来ないから儲からない客
といったところでしょう。
証券マンは、証券会社にとって美味しくない客なんですよ、きっと。
米国株に強いマネックス証券
マネックス証券の特徴は、米国株の取り扱い銘柄が豊富と言う点にあります。
ご存知の通り、アメリカは2020年代においても最大の軍事・経済大国であり、世界の中心の国です。
イノベーションやスタートアップの中心地であり、株式投資をするにあたっては米国株を外すことはできないと言っても過言ではありません。
マネックス証券は4,500銘柄以上の米国株を取り扱っておりますので、アメリカのイノベーションを取りこぼすことなく投資できるのが魅力です。
加えて、マネックス証券ではIPO銘柄の抽選は、取引実績や預かり資産に関わらず完全に平等ですので、取引歴が浅くてもIPO銘柄の当選チャンスがあります。
シンプルかつ便利な取引ツールが豊富な松井証券
「証券マン向け」と言う観点からの松井証券の強みは、取引ツールにあると思います。
例えば無料で使えるPC用ツールだけでも、
- ネットストック・ハイスピード
- QUICK情報
- QUICKリサーチネット
- チャートフォリオ
- テーマ投資ガイド
- アクティビスト追跡ツール
- フル板情報
と豊富に取り揃えております。
更にスマホやスマートスピーカー用のツールもあります。
単に豊富なだけでなく、ツールデザインも変にかっこつけてなくてシンプルで分かりやすいのが良いですね。
おわりに
地場受け・地場出し規制が廃止されても、証券マンがネット証券で口座開設するための選択肢は依然狭いままです。
大手証券会社のようにリテール部門のある会社に勤めていればまだ問題は無さそうですが、ホールセール専門の証券会社に勤めていると、他の証券会社に口座を作らなければならないので大変です。
ここで紹介したマネックス証券や松井証券でしたら、証券マンでも口座は作れます。
両方申し込めば取引の幅も広がりますので、口座開設をしてみてはいかがでしょうか?