私は、買い物をする際はクレジットカードかそれに紐づいた電子マネーで決済します。
いわゆるキャッシュレス派の人間です。
このブログは旅行や飛行機に関する話題が中心ですので、マイルやクレジットのポイントも深く関わる分野であります。
よって、このブログの読者の方はクレジットカードなどのキャッシュレス決済を活用している方が多いと思いますが、現金派の方もいらっしゃるとも思います。
私自身は「マイルにならないお金は極力使わない」という考えですのでキャッシュレス中心の生活ですし、現金で支払うと損した気分になったりします。
一方で、様々な理由からクレジットカードなどのキャッシュレス決済は使わないという方も多くいらっしゃいます。
そしてその理由を直接聞いたりネットで見たりすると、納得に行くものから「そうじゃないのにな」ってものまでありました。
ここでは、クレジットを積極的に活用するメリットと、よく耳にする現金派である理由、そして現金派の人でクレジットを活用すべき人とすべきではない人を見ていきたいと思います。
クレジットカードを活用するメリット
メリット3選
クレジットカードを使うメリットについては以前書いた記事で6つほど列挙しました。
関連記事>> キャッシュレス決済が使えるお店がもっと増えてほしい
クレジットカードを使うメリットとして特に次の3つを私は重要視しています。
- ポイントが貯まる
- 荷物が少なく身軽(現金を多く持つ必要がなく、小さい財布で十分なため)
- 後から明細を確認しやすい
この3つは、だれにとってもメリットであると思います。
ポイントが貯まる
このブログをご覧になって分かるように、私はANAの飛行機に乗って旅行に行く事が好きです。
ですので、普段の買い物ではANAカードを使い、マイルを貯めています。
普段からクレジットカードやそれに紐づいたキャッシュレス決済を使うことが習慣になっているため、特に意識しなくてもいつの間にか海外旅行に行けるくらいのマイルが貯まります。
買い物の決済手段を変えるだけでポイントが貯まるのですから、この点だけを見ればクレジットカードを活用した方がお得と言えるでしょう。
「この点だけ」とあえて強調したのは、後から見るようにクレジットカードでは使いすぎの危険性もあるので、すべての人がお得に賢く使えるわけではないためです。
そして、この点がこの記事のメインテーマです。
荷物が少なく身軽
クレジットカードなどのキャッシュレス決済で生活していれば、現金を持ち歩く必要はありません。
実際には現金を使わざるを得ない場面はでどうしても生じてしまいますので、現金を持ち歩かないというのは現時点では難しいですが、それでも大きな財布に沢山の現金を入れて持ち歩く必要はありません。
私はカードが入るコインケースに、クレジットや免許証などのカード類と1万円程度の現金を入れて持ち歩いています。
コインケースではありますが、現金は基本的に使いませんので小銭は持ち歩きません。
小さな財布であれば手ぶらでもポケットにすっぽり収まりますので邪魔にならず、落として無くす危険性も減ります。
後から明細を確認しやすい
家計簿をつけている人は別として、現金だと何に使ったか後から振り返ることが難しいです。
カードであればオンラインで明細を確認できますし、家計簿アプリにデータを取り込んだりできますので、家計の管理や無駄遣いの反省にも役立ちます。
以上のメリットから、私は基本的に現在現金派の人でもクレジットカードを中心に使った方が良いと考えています。
ただ、中にはカードを使うメリットよりデメリットの方が大きくなってしまう場合もあります。
次では現金派の人の主な理由を見て、その理由からカードを利用した方がよい人と、そのまま現金派でいた方がよい人を見ていきたいと思います。
現金派の理由とカードを利用すべき人・すべきでない人
今まで現金派の人の話を聞いたりインターネットで見た意見をまとめると、現金派である主な理由は大きく以下の4つに集約されると思います。
- お金を使っている感覚がなく、収支の管理が難しい
- 不正利用が怖い
- 借金は嫌だ
- お金を使いすぎてしまう危険性
以下、ひとつずつ理由を見ていき、そのうえでクレジットカードの利用した方がよい人と、そうでない人を見ていきます。
お金を使っている感覚がなく収支の管理が難しいと感じる人
このタイプの方は、クレジットカードなどキャッシュレス決済を使うと現金が減らないのでお金を使っている感覚が持ちにくいと感じています。
また、現金の残高でお金を管理しているため、キャッシュレス決済では収支が管理しにくいと感じていたりします。
実はキャッシュレス派を自認する私もこのタイプです。
ですが、私はマイルを貯めるなどクレジット利用のメリットも知っているので、外出先ではキャッシュレス、お金の管理は現金という方法を取っています。
私の場合、普段持ち歩く財布とは別に生活費などを入れておく財布を用意して、毎日カードで支払った金額をその財布からクレジット利用分をプールしている封筒に移します。
そうすれば、財布からお金が減るためお金を使っている感覚をある程度体感できますし、現金で生活費の管理もできるので、現金とクレジットのいいとこどりが出来ます。
難点を挙げるとすれば、クレジットで支払ったお金を計算して封筒に移し替える手間がかかるのと、家にお金を置いておくのは防犯上好ましくない点です。
手間に関しては、家計簿をつけたりレシートや財布の中身をこまめにチェックする人であれば、そんなに苦にならないはずです。
防犯に関しては、窓やドアを二重ロックにしたり防犯システムが備わっているなどの対策が必要です。
よって、クレジット払いではお金を使っている感覚がないと感じている方や収支の管理が難しいと感じている方でも、お金の管理や防犯対策をしっかり行えるのであれば、積極的にクレジットカードを利用することをおすすめします。
逆に、お金の管理が面倒と感じる方や防犯対策を取れない方は現金払いのままの方がよいと思います。
不正利用が怖い
現金派の方の中にはクレジットカードは「カードを無くして他人に使われるのが怖い」や、「セキュリティが不安」と感じている方もいらっしゃると思います。
初めに申し上げると、カードは不正利用されても、ちゃんと手続きを踏めば補償されるので心配ご無用です。
逆に現金は、無くして戻ってこなければ終わりである分リスクが高いと言えます。
これは極端な例ですが、たまに見栄っ張りの現金主義の人が100万円くらい財布に入れているのを目にしますが、どこで他人が見ているか分からないですから、強盗されてお金と身体を危険にさらすことになりかねません。
そういった意味でも現金はそんなに持ち歩かずクレジットカードを利用した方が安全と言えますので、不正利用が怖いって方は心配なさらずクレジットカードをご利用ください。
ただ一部例外として、カードの明細を全くチェックしないと言う人や、カードを無くしても届け出ないといったズボラな方は、不正利用を発見できなかったり補償を受けられない場合があるのでクレジットカードの利用はおすすめしません。
借金は嫌だ
これは利息を払わなければならないリボ払いや分割払いの話ではなく、1回払いも「借金だから嫌だ」と言う意見です。
ちなみに1回払いは利息は発生しませんので、クレジットを使った分だけ払えば良いです。
これに関しては人それぞれ感じ方の問題ですので、嫌な人は無理してクレジットカードを使う必要もないかなと思います。
感ただ私の考えでは、カードの1回払いに関しては「借金」というよりは「支払いサイト」という性格だと思います。
例えば、スマホの料金も月末締めの翌月末に銀行口座引き落としという場合は、1か月の支払いサイトがあるわけですが、当月末時点で支払い債務は確定しているわけですから、「借金は嫌だ」理論で言えばこれも1か月間「借金」しているわけです。
ですので、クレジットの1回払いについてそんなに神経質になることはないんじゃないかなと思います。
あ、もちろんクレジットの支払いはきっちり期日を守って行わなければなりませんよ。
その程度の緊張感と責任感は必要です。
お金を使いすぎてしまう危険性
現金主義の人の大きな理由はこれじゃないかなと思います。
たしかに、クレジットカードは手持ちの現金がなくても買い物出来てしまいますからね。
上で述べたように、お金を使っている感覚がないから、ついつい無駄な出費をしてしまうということもあるでしょう。
ただこれって結局、自己管理の問題だと思うんですよ。
私はカードをバンバン使いますが、一日あたりの予算内で収まるようにしていますし、一日の最後にはカードを使った分を封筒に移すためにレシートを確認します。
ですので、カードで買い物をするからといって気が大きくなって余計なものを買うなんてこともありません。
むしろ現金で支払っていたらレシートなんてその場で捨ててしまうので、何に使ったかちゃんと確認もできません。
そういった意味では、私はカードを使うことによってむしろお金の使いすぎをコントロール出来ていると思います。
なので、予算を立てたり支出を管理できる人は、クレジットカードを使いすぎを恐れるは少ないのでクレジットカードの利用をおすすめします。
逆に普段財布の中身も確認しない人は、クレジットカードを使いすぎる危険性が高いのでおすすめしません。
まとめ:金持ちはクレジットカードを使わない?
以上、さまざまな現金派の理由からクレジットカードを使った方がよい人とそうでない人を見てきましたが、まとめると、
お金の管理がきっちりできる人はカードを使った方が良いし、管理ができない人は使わない方がよい
という、至極当たり前の結論になりました。
クレジットカードを利用する利点は様々ありますので、お金の管理をうまく行えば現金支払いのこだわる理由はそんなにないのかなと思います。
ネットで「金持ちはクレジットカードを使わない」なんて話を目にしますが、正直あれは眉唾だと思いますよ。
使う人も使わない人もどちらも居ますって。
曰く、「クレジットを使ったのではお金を使う痛みがないので使いすぎてしまう」云々。
さっきも言いましたが、使いすぎるかどうかは自己管理の問題ですし、私だって買い物の前に本当に必要な支出なのかは考えてます。
知り合いの話で言えば1軍のプロ野球選手くらいの年収を稼ぐ人がいますが、この人は
「ちょっと歩けば100均で同じお茶が買えるのに、何でコンビニでお茶を買うんだ」
というタイプです。
このタイプですからお金のことを考えるのが大好きですし、無駄な買い物はしません。
そしてその人は、カードがボロボロに擦り切れるほど1枚のカードでの買い物を徹底していて、マイルを貯めて旅行に出かけているのです。
もちろん、資産何兆円とかいうレベルの金持ちになってくれば、マイルに興味なんてこれっぽっちも無いでしょうが、だからと言って現金主義になる理由にはなりませんね。
クレジットカードで買い物をすれば、ポイントが付く分現金で買い物をするよりお得なのは明らかです。
これは単純に算数の話です。
ただ、クレジットカードを上手に利用するには、お金の管理はきっちり行う必要があります。
賢いあなたは、きっちりお金の収支を管理するシステムを生活の中に組み入れて、ぜひお得にクレジットカードを活用してほしいと思います!