ANAのプレミアム・メンバー(上級会員)になると贈られるステータスカード。
ステータスカードが届くとステータス達成の実感がこみ上げてきて嬉しいものなのですが、一方で
とも思うわけです。
この記事では、ステータスカードを持ち歩く必要があるのか、使う場面があるのかについて考えてみました。
ANAのプレミアムメンバーについて
ANAやスターアライアンス・メンバーの飛行機に有償(またはスカイコイン)で航空券を購入し搭乗すると得られるプレミアムポイント(PP)。
暦年1年間で貯めたPPに応じて、翌年度にプレミアム・メンバーになれる場合があります。
プレミアム・メンバーには3段階があり、先ほど述べたPP数によってブロンズから始まり、プラチナ、ダイヤモンドと昇格していきます。
ステータスの獲得条件は以下の通りです。
ブロンズ・メンバー・・30,000PP (うちANA便15,000PP※)
プラチナ・メンバー・・50,000PP (うちANA便25,000PP)
ダイヤモンド・メンバー100,000PP (うちANA便50,000PP)
※ブロンズ・メンバーに関しては、30,000PPに達した時点でANAゴールドカードまたはANAカードプレミアムを保有していれば、ANA便搭乗によるPPが15,000PP未満でもブロンズ・ステータスが付与されます。
なお、上記条件はコロナ以降のステータス獲得キャンペーンの条件は考慮していません。
国内線利用の場合
ANA公式チャネルで航空券を購入した場合
ANAのサイトやアプリ等の公式チャネルで航空券を購入する場合、基本的にANAマイレージクラブ会員としてログインして購入するでしょう。
その場合、航空券と会員番号は紐づいており、ステータスカードの出番はありません。
旅行会社経由で航空券を購入した場合
HISなどの旅行会社でパッケージツアーなどを申し込んで航空券を購入した場合、マイレージを積算できる場合があります。
その際は、旅行会社にマイレージクラブの会員番号を旅行会社に伝えて登録してもらえば、ステータスカードを持参する必要はないでしょう。
一方、旅行会社経由で購入した航空券がマイレージ積算対象外などの場合、旅行会社経由でマイレージ番号の登録はなされない可能性があります。
この場合に上級会員のサービスを受けたい場合は、ステータスカードが必要になってくると思います。
ただ、スマホを持っている方であれば、「ANAマイレージクラブ」アプリでデジタルカードを提示すれば済む話なので、このアプリさえ持っていれば国内線利用時にプラスチックのステータスカードが必要になる場面はないかと思います。
国際線利用の場合
ANA便利用時
国内線利用時で述べた通り、ANA利用時にはマイレージ会員番号が登録されていたり、デジタルカードで事足りますのでステータスカードが必要になる場面は想定しにくいですね。
ただ、海外の空港でラウンジを利用する場合、プラスチックのステータスカードの提示を求められ場合があるので、念のため持ち歩いた方が無難です。
ANA以外のスターアライアンス便利用時
ANA以外のスターアライアンス便に搭乗するのであれば、ステータスカードは持ち歩いた方が良いです。
実際、以前こんなことがありました。
羽田空港で手荷物を預けたところ、プライオリティタグが付いていないことに気づきました。
スターアライアンスゴールドを持っている旨説明したところ、スターアライアンスゴールドの登録がされていないことが判明し、その際にステータスカードの提示が求められました。
スーパーフライヤーズのクレジットカードはステータスカード代わりになるか
絶対ならないわけではないと思いますが、海外旅行時にはラウンジカードはラウンジカードで持っておいた方が良いと思います。
スーパーフライヤーズカード(SFC)のクレジットカードにもスターアライアンス・ゴールドのマークが入っているため、海外旅行時などにラウンジカード代わりに利用できそうですが、実際どうなのでしょうか。
結論から言うと、SFCのクレジットカードではステータスカードの代わりにはならないと思います。
その理由は、航空会社のステータスの有効期限が記載されていないからです。
SFCのステータスはクレジットカードが解約されると失効しますが、クレジットカードは(カードの表記上は)何年も有効期限を残したまま手元に残しておくことができます。
まとめ
ANAのステータスカードが必要になる場面はあまり多くなく、記念品のような性格が大きいかもしれません。
特に国内では、スマホのアプリでデジタルカードを提示すれば済む話なのでわざわざプラスチックのカードを持ち歩く必要はないです。
一方で、海外ではまだデジタルカードでは通用しない場合もあるかもしれませんので、持ち歩いた方が良いと思います。
ステータスなんてなくても飛行機は乗れますのが、エコノミーに乗るならステータスがあった方が快適に旅行はできますので、特にスターアライアンスの他社便に乗るのであれば、そのステータスを証明するものは持ち歩いた方が無難でしょう。
よく渡航先でパスポート原本の携行が現地の法律で義務づけられているのに、「パスポートのコピーを持っていれば大丈夫」なんて言って持ち歩かない方も多いですが、あれで警察に逮捕されるなどのトラブルになる場合もあるらしいので、私は持ち歩くことにしています。
たしかに、外出中にパスポートが盗まれる危険性もありますが、ホテルの貴重品入れもアテにならないですからね。
それと一緒ってわけではないですけど、カード1枚くらいならそんなにかさばらないので、私は国際線に乗るときは念のためにステータスカードを持っていくようにしています。
ステータスカードが必要になる場面は少ないですがゼロではないので、持ち歩いていた方が安心です。
以上、ANAのステータスカードは持ち歩く必要があるのかをまとめてみました。