2021年3月19日付の金融ファクシミリ新聞朝刊に「日本でタイコスメの人気上昇」という記事が出てました。
金ファクでタイのコスメが人気出てきてるって知るのも何なのかって感じですけど、経済系のメディアが取り上げるのですから、実際タイの化粧品が存在感を出してきているのでしょう。
このタイコスメもそうですが、最近はタイから日本に入ってきているカルチャーが増えてきたなと感じることがあります。
タイ料理やタイマッサージといったタイ文化は以前から日本人にも馴染みがあったものだと思いますし、タイのお寺やナイトマーケットなんかもインスタに写真をアップしたりするスポットとして人気だったりします。
ただ、ここではタイ文化と言うよりかは、最近私が目にするような日本に入ってきているタイカルチャーとでも言うべきものを見ていきたいと思います。
タイのコスメがどんどん日本にやってきている
タイのコスメ自体は以前から日本にもありました。
パンピューリなどの高級コスメティックブランドは10年以上前から日本で展開していました。
ご存知の通り、タイは一年中気温が高く、エアコンはこれでもかというくらいガンガン冷やす国でございますので、特に夏場の日本にマッチする化粧品が多いのだそうです。
タイの女性は美意識が高いことから、美容大国なんて言われたりしてますね。
またタイは階級社会であり、色白=室内に居られる金持ちやオフィスワーカー、色黒=外で仕事をする低賃金労働者、と言ったイメージがあるため、一般に日焼けを避けたがる傾向があります。
一年中日差しが強い環境の中でタイの女性はとても日焼けを気にする方が多く、タイのコスメはそういった過酷な環境と消費者ニーズの中で鍛え抜かれたものなのでしょうね。
先ほど述べたように、タイの高級コスメは以前から日本で展開していましたが、ここ数年はトレンドメイクが作るれるタイのプチプラブランドが日本で話題になっているそうです。
2021年3月22日からは、タイの有名プチプラブランド「Cathy Doll」も日本で発売されます。
画像出典:COSME LABO Cathy Doll公式通販
https://www.cosmelabo.shop/cathydoll
Cathy Doll以外にもどんどん日本で発売が計画されるコスメブランドが多いそうですよ。
最近のタイコスメの人気上昇の背景は、タイコスメの品質の高さに加え、タイドラマといったタイカルチャーの人気の高まりが関係しているそうです。
昨今は新型コロナウイルスの影響で年中マスクをする羽目に遭っているわけですが、2020年夏には暑い中マスクをしてもメイクが崩れないフェイスパウダーが話題になったそうです。
これですね。
タイのコスメの品質が高いことに加えて、後述しますがタイのドラマが最近流行ってきていて、その俳優がコスメのプロモーションを行っていることもタイコスメの人気の一つなんだそうです。
タイのドラマの話題も最近目にするね
最近はタイのドラマの話題もちらほら見られるようになってきましたね。
タイドラマ、おもにBL(ボーイズラブ)のドラマが多いのですけど、これが結構評判良いようですね。
テレビ朝日は「泰流」なんていってプロモーションしています。
この日本におけるタイドラマ人気に火をつけたのは、「2gether」でしょう。
かっこいいですねー。
タイの俳優さんはほんとかっこいい人が多いですね。
BLとかやおいって、日本文化のイメージが強かったですが、最近ではタイのBLドラマが強いそうですね。
タイはおじいちゃんおばあちゃん世代は別として、若い世代は比較的LGBTQに対して寛容な国です。
そうは言っても、差別がないわけではありませんが。
男性が女性になるカトゥーイや、その逆のトムボーイも結構見かけますね。
タクシーの運転手さんがおっさんかと思ったら実は元女性だったり、タイの兵役検査に美しい女性(元男性)が現れたりと、そういった方を見かける機会は多いと思います。
そういった土壌で生まれたBLドラマだからこそ醸し出せる雰囲気があるのかもしれません。
それと、タイ語やタイ人ってなんかかわいいですからね。
逆にタイ人も日本人はかわいいって言うのをよく聞きますね笑
タイの音楽もいいぞ
あんまり日本で聞く機会はありませんが、私はタイの音楽も好きですね。
詳しいわけではないですが、タイでよなよなお酒を飲みながらタイ語の優しい歌を聴くのは心地が良いものです。
タイポップスも色々あり、今時っぽい曲から歌謡曲のようなものまで様々です。
個人的にこの曲は聞きやすくて好きですね。
これは「My Ambulance」という2019年に放送された救急病院をテーマとしたドラマの主題歌だったもので、ユーチューブで2億回以上再生されている曲です。
ですので、タイ人で知らない人はいない曲でしょうし、今でもタイのラジオを聴いていると流れてくることがあります。
一方で、田舎のテイストを持った歌謡曲が、国民的ヒットするのがタイの懐の深さであります。
この曲はルークトゥンモーラムと呼ばれる、タイのイサーン地方(タイ東北部)にルーツを持つ音楽ジャンルの曲で、2013年の曲と少し古いのですが、今でも音楽番組でよく流れてる定番ソングです。
この歌謡曲的な哀愁となつかしさを感じるメロディが素敵です。
個人的に好きなモーラムはこれですね。
この連呼しているTao Ngoiってのは、イサーン地方・サコンナコーン県にある地区のことです。
MVの冒頭に出てくる亀もそこにあるそうですよ。
この曲も子供から大人までみんな知ってる曲ですね。
この曲を聴いてみんなで歌って踊りたいですね。
おわりに
これまでタイのポップカルチャーを紹介してきました。
タイにあるのはガパオライスやお寺だけではありません。
今までは日本のカルチャーがタイなどの東南アジアに流れていくということが多かったと思います。
時代は変わり、今まで一方通行だったカルチャーの流れが、タイからも流れてきているのを感じます。
今でこそ韓国や中国のメイクも日本人の若い女性に人気ですが、以前であれば見向きもされなかったと思います。
タイはもともと観光地として若い女性からも大人気でしたが、これからはカルチャーの面でも人気が出てくればいいなと期待しています。
ここで紹介した以外でも、タイのファッションブランドが日本に進出してくるなど、タイのカルチャーがどんどん日本に広まってきています。