飛行機に乗る際、羽田空港を利用される方はどうやって空港へ向かっていますか?
リムジンバスやタクシー、自家用車の方、鉄道を利用される方など様々いらっしゃると思います。
鉄道の場合は京急とモノレールがあるわけですが、正直なところ、
って思いません?
そんな方に朗報です!
2021年5月25日より、東京モノレールとANAは東京モノレール羽田空港線の浜松町~羽田空港間のモバイル乗車券の販売を始めました。
これは、ANAに搭乗する際、あらかじめ東京モノレールの切符をネットで購入できるもので、往復切符を買うと通常の切符で往復するより200円安く購入できるのです!
この記事ではモバイル乗車券の紹介と利用にあたっての注意点を書いていきます。
また、早速私もモバイル乗車券を購入してみたので、購入方法もあわせて紹介したいと思います!
東京モノレールのモバイル乗車券のご紹介
東京モノレールのモバイル乗車券はANAの「空港アクセスナビ」から購入できる切符です。
空港アクセスナビは、ANAの国内線・国内線コードシェア便・国際線(日本国内の空港のみ)を利用の際に、出発から搭乗まで、降機から最終目的地までの交通アクセスをシームレスで案内するサービスです。
後ほど購入方法を詳しく紹介しますが、この空港アクセスナビで出発地から羽田空港までの経路を検索して、東京モノレールを利用する経路を選択・表示するとモバイル乗車券が購入できます。
モバイル乗車券はスマホの画面などで表示されるデジタル券で、それをモノレールの駅員さんに提示することによって乗車できます。
ANAの飛行機に乗るための乗車券ですので、乗車区間は浜松町→羽田空港と羽田空港→浜松町のみです。
モバイル乗車券の価格とボーナスマイル
モバイル乗車券の価格は片道乗車券で500円、往復乗車券で800円です(子供料金は半額)。
行きも帰りもモノレールを使うのであれば、往復で購入した方がお得です。
そして、モバイル乗車券を購入するとANAのボーナスマイルもついてきます。
ボーナスマイルは片道乗車券で20マイル、往復乗車券で30マイルです。
そして2021年8月31日までのモノレール乗車すれば、2倍のマイルが付与されるダブルキャンペーンが行われています!
なお、子供料金はマイル付与の対象外です。
ちなみにボーナスマイルはモバイル乗車券だけの特典ではなく、SuicaやPASMOなどのIC乗車券でモノレールに乗車した場合でも片道20マイル貰うことが出来ます。
そこで、どの乗車券がお得なのか、乗車券別の値段とボーナスマイルをまとめました。
※ただし、8月31日まで乗車すればマイルは2倍
比較してみると、往復のモバイル乗車券が圧倒的にお得であることが分かりますので、モノレールを利用してANAに搭乗するのであれば、基本的に往復のモバイル乗車券を購入するのがよいでしょう。
ただ、「行きはモノレール、帰りは京急」なんてこともあるでしょうし、後ほど注意点で触れますが、長期の海外旅行などの場合は往復乗車券は使えません。
その場合、IC乗車券か片道のモバイル乗車券が選択肢になりますが、1マイル2円の価値と考えると微妙にモバイル乗車券の方がお得です(その差は2円)。
ただ、モバイル乗車券買うのは手続きが必要ですし、後ほど注意点で触れますがモバイル乗車券は自動改札機が使えないため、SuicaなどのIC乗車券の方が便利です。
ですので、もろもろ考えると片道のモバイル乗車券は必要ないかなと私は思います。
ただ、8月31日までであればマイルが2倍貰えるので、それまでの期間であれば片道でもモバイル乗車券を購入してみるのもありですね。
いずれにしても、モバイル乗車券は往復で買ってこそお得であると言えます。
モバイル乗車券利用にあたっての注意点
モバイル乗車券を利用するにあたってはいくつか注意点があります。
往復乗車券の「帰り」の乗車券は、「行き」を利用後10日以内に利用しなければならない
往復乗車券の復路は出発日から10日以内に利用しなければなりません。
1週間くらいの旅行でしたら往復乗車券を利用できますが、2週間くらいの海外旅行となると往復乗車券は使えませんね。
自動改札機もJRとの連絡改札も(基本は)使えない
モバイル乗車券は、駅員さんに乗車券を見せて改札内を出入りする方式です。
ですので、自動改札機でピッと出入りできないため、あんまりスムーズじゃないです。
また、浜松町駅にはJRとモノレールの連絡改札がありますが、(公式見解的には)これも利用できません。
連絡改札はJRの出場とモノレールの入場を同時に処理するのですが、モバイル乗車券は自動改札機に対応していませんので連絡改札が使えないのでしょう。
・・・とまぁここまでは公式サイト上の説明なのですが、実際はJRとの連絡改札でモノレールの駅員さんにモバイル乗車券を見せると、自動改札機用の切符を渡され、「切符を入れてからICカードをタッチして改札をお通りください。」と言われますので、遠回りして普通の改札口を使う必要はありません。
堂々と連絡改札口へ向かいましょう。
モバイル乗車券の払戻しには手数料がかかる
片道乗車券は160円、往復乗車券は220円かかります。
予定が固まってからモバイル乗車券を購入しましょう。
1度に5人分まで乗車券を買えるがマイルが貰えるのは代表者のみ
モバイル乗車券を申し込んだ方がマイル総どりです。
友情にヒビが入らないように各人でマイルを分けたいのであれば、各々乗車券を購入してください。
モバイル乗車券の購入方法
モバイル乗車券は、航空券を購入後、ANA公式サイトやモバイルアプリから購入できます。
購入するにはまずANA公式サイトやモバイルアプリから「空港アクセスナビ」に入ります。
モバイルアプリだと、ここから空港アクセスナビに入れます。
空港アクセスナビに入ると乗り換え検索の画面が出てきますので、そこで出発地とフライトの何分前に空港に着くかを入力して乗り換え検索をします。
検索すると、空港までのルートが出てきます。
この中から、モノレールを使うルートを選択しましょう。
モノレールを利用するルートを開くと、以下の通りモバイル乗車券が購入できるようになります。
下の画像がモバイル乗車券の購入画面です。
画面の指示に従って購入手続きをすすめてください。
決済方法はクレジットカードとアリペイです。
利用可能なクレジットカードのブランドが記載されていないので何が使えるのか分かりませんが、アメックスでは決済できました。
次の画面が出れば購入完了です。お疲れ様でした。
登録したメールアドレスに乗車券のURLが届きます。
モバイル乗車券の購入には5分もかかりませんでした。
千葉・埼玉方面からなら往復モバイル乗車券の利用で京急に対抗できる運賃に
羽田空港へ行くには様々な方法がありますが、鉄道では京急と東京モノレールの2つの選択肢があります。
京急は数年前に運賃を値下げしましたので、山手線との接続駅からなら京急の方が圧倒的に安いです。
モノレールは浜松町から羽田空港までIC乗車券で492円に対して、京急は品川から292円ですからね。
京急はモノレールの約6割の値段です。
私は自宅からも職場からも浜松町の方が近いですし、なんとなく京急は分かりにくいイメージがあるので、いつもモノレールを使うのですが、
それでもモノレールは高いと思いますし、京急の方が着くのが早いことが多いのも知っています。
そんな中登場したモバイル乗車券。
調べてみたところ、出発地が千葉・埼玉方面の人がこの往復モバイル乗車券を使うと京急の方が圧倒的に安いとは言えなくなったことが分かりました。
例えば、大宮から羽田空港に電車で向かったとすると次のようになります。
まだ京急の方が安いですが、それでもだいぶ勝負になる料金差になったと思います。
ここでのポイントは、JRの運賃差ですね。
この点、千葉・埼玉側でも東京駅を出発点とすると、浜松町駅で降りても品川駅で降りてもJRの運賃差が生じないので京急を利用した方がまだ大分コストが安いです。
また当然の話ですが、渋谷方面から羽田に行くのであれば、浜松町より品川の方が近いので、JRの運賃も品川で乗り換えた方が安くなります。
まとめ
今回の話をまとめると、
- ANAの飛行機を予約するとモノレールのモバイル乗車券が購入できる
- モバイル乗車券を買うなら往復券がお得
- 往復券も片道券もマイルも貰える
- 往復券の帰りの分は出発日から10日以内に使わなければならない
- 払戻し手数料など注意点がいくつかある
- 料金はまだ京急の方が安いかな
私のように羽田に行く際にモノレールを使っている人間にとっては、モノレールの運賃は馬鹿にならないです。
ですので、このモバイル乗車券での割引は大きいですね。
使える時はどんどん使っていこうと思います。