ふるさと納税って、返礼品がいろいろあって見ているだけで楽しいですね。
私も好きなんです、ふるさと納税。
とかそんなこと言ってますけど、私はズボラなので毎年後半になると、

パーマネントトラベラー
ふるさと納税の解説
ざっくり、ふるさと納税とは
ふるさと納税についてざっくり説明すると、自分で選んだ地方自治体にふるさと納税サイトなどを通じて寄付をすると、寄付金額2,000円を超える部分については、所得税や住民税の控除が行われるというものです。
制度上は「自治体への寄付」となっていますが、2,000円を超えた部分は税金が安くなるわけですから、実質的に税金の前払いと同じです。
ふるさと納税は暦年で計算するため、1月1日~12月31日までに完了したふるさと納税は翌年の税金から控除されます。
厳密な計算ではないですが、ふるさと納税で控除される限度額の目安は自己負担分2,000円を除いて住民税額の2割ほどです。
ですのでこの額を超えて寄付した場合は、自身の持ち出しとなります。
限度額の目安は各ふるさと納税サイトでシミュレーションできますので、ふるさと納税を行う前に試算してみてください。
そして各自治体に寄付をすると、みんなお楽しみ返礼品が貰えます。
ANAのスカイコインが貰えた時代もあった
2018年頃までは、各地方自治体やふるさと納税取り扱い業者は結構やりたい放題な時代でした。
総務省が各自治体に「ほどほどにせいよ」と通達を出しても、それを無視して金集めをする自治体がありましたね。
いい時代だった・・。
そんな中ANAのふるさと納税でも、スカイコインを返礼品にする自治体がありました。
ANAのスカイコインはANAで航空券や旅行ツアーを購入する際に使える電子マネーで、非常に自由度が高く使い勝手の良いものですので人気の返礼品でしたね。
スカイコインで購入した航空券にもマイルやプレミアムポイントが付与されるので、SFC修行などにも活用できました。
その後、「さすがにやり過ぎだ」「ふるさと納税はカタログ通販じゃない」との批判が大きくなり、2019年に総務省の通達に従わない自治体はふるさと納税の控除対象から外すと言う措置を取り、ふるさと納税の「やりたい放題時代」は終了しました。
現在は、
①返礼品は寄付金額の30%以内
②返礼品の内容は地場産品など地元に関係があるものであること
がふるさと納税の対象自治体となる要件になっています。
この基準からすると、スカイコインは地場産の返礼品とは言えません。
「ANAのふるさと納税」のメリット
ANAのふるさと納税をおススメする主な理由は、
- ANAマイルが貯まる
- ダイナミックパッケージのクーポンが返礼品で選べる
です。
ANAマイルが貯まる
まぁこれは普通ですね笑
ANAがふるさと納税やってるんだから、マイルが貯まらない方がおかしいです・・。
内容は寄付金100円ごとに1マイル付与されるというものです。
その他クレジットカードのポイントも貯まるのでお得ですね。
なお、ANAのふるさと納税はすべての自治体がクレジットカードでの寄付を受け付けています。
「ANAトラベラーズ ダイナミックパッケージ」クーポンが返礼品で選べる
私がANAのふるさと納税を好んで利用する理由は、この「ANAトラベラーズ ダイナミックパッケージ」のクーポンを返礼品として採用している自治体があるからです。
「ANAトラベラーズ ダイナミックパッケージ」は、航空券とホテルを自由に組み合わせて自分好みの国内旅行プランが作れるものです。
おおむね寄付金額の30%が補助クーポンとして支給され、それをダイナミックパッケージの代金に充てられます。
最低一泊は寄付した先の自治体にあるホテルなどに宿泊し、飛行機の行き先もその自治体の最寄り空港になります。
後述する通り、「ANAトラベラーズ ダイナミックパッケージ」のクーポンは他の旅行券などの返礼品と比べて使い勝手が良く、
スカイコイン程ではないにしろ自由度が高いため、旅行好きの方におすすめです。
ちなみに「JALふるさと納税」でも似たようなものあるかなと探しましたが、あちらでは見つけることは出来ませんでした。
それでは「ANAトラベラーズ ダイナミックパッケージ」のメリットなどを見ていきましょう。
「ANAトラベラーズ ダイナミックパッケージ」クーポンを返礼品で貰うメリットなど
旅行好きの中でも特に飛行機旅が好きな人にとって「ANAトラベラーズ ダイナミックパッケージ」クーポンを返礼品で貰えることは、とてもメリットがあり嬉しいものです。
メリットを挙げると、
- 自由に日程や宿泊地を組み立てられる
- 航空券代と宿泊代が一体で補助されるのが嬉しい
- 一回である程度まとまった金額のふるさと納税も可能
- クーポンが使えないなんてことはない
などが考えられます。
それぞれ、詳しく見ていきます。
自由に日程や宿泊地を組み立てられる
ダイナミックパッケージはその名の通り、日程やホテルなどを自分の都合に合わせて自由に(ダイナミックに)組み立てることができます。
クーポン券はふるさと納税の返礼品ですので必ず1泊は寄付先に宿泊することが必要ですが、それ以外の日は違う地域で泊まることも可能ですので、例えば1泊は寄付先の沖縄県豊見城市に、もう1泊は近隣の那覇市に泊まるなんてことも可能です。
またフライトの行きから帰りまでの日数とホテルの予約日数が一致していなくてもよいので、1泊はダイナミックパッケージで予約したホテルに泊まり、もう1泊はダイナミックパッケージで取り扱ってないホテルだとか、ヒルトンなどの上級会員サービスを受けたいので公式サイトから予約してヒルトンに泊まる、なんてこともできます。
航空券代と宿泊代が一体で補助されるのが嬉しい
ダイナミックパッケージは航空券代と宿泊代、場合によってはレンタカー代なども一体となって支払いますので、それらを一体でクーポンの補助を受けることができます。
補助対象がシームレスですので、シンプルで分かりやすいですし、ある程度高額のクーポンであっても余すことなく使い切りやすいですね。
一回である程度まとまった金額のふるさと納税も可能
ふるさと納税は使わなければ損だと思うのですが、そうは言ってもたくさん住民税を納めている方が枠を使い切るのは大変だと思います。

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クーポンが使えないなんてことはない
他の旅行券などだと、繁忙期に使えないとか意外と使い勝手が悪かったりすることがあります。
また旅行会社の旅行券なんかだと、プランによっては旅行券が使えないとか電話や来店でないと使えないなど、かなり使い勝手の悪い仕上がりになっていることもあります。
その点ダイナミックパッケージの返礼品クーポンは、ふるさと納税をした自治体にあるホテルに泊まるという以外に縛りはないですし、インターネットでダイナミックパッケージの予約やクーポンの利用は完結しますので、クーポンを使うハードルはとても低いです。
「ANAトラベラーズ ダイナミックパッケージ」クーポンを返礼品で貰う際の留意点
ダイナミックパッケージのクーポンは使いやすく飛行機旅好きには嬉しい返礼品なのですが、もちろん完璧ってことはなく、申込みにあたってはいくつか留意点があります。
- 1回の予約につきクーポンは1枚まで利用可
- 飛行機を使うことが前提なので、近隣の自治体は使いにくい
- まだ採用している自治体がそこまで多くない
- 行きたい先があるとは限らない
- クーポン金額より代金が安くても差額は返金されない
1つずつ説明していきます。
1回の予約につきクーポンは1枚まで利用可
ダイナミックパッケージのクーポンは、1回の予約につき1枚まで利用ができるため、複数回同じ自治体に寄付をしても1回で全てのクーポンを使うことはできません。
例えば、A市に旅行に行こうとダイナミックパッケージで料金を調べたら約6万円かかりそうでした。
A市のふるさと納税の返礼品は5万円コース(返礼品クーポン1.5万円)と10万円コース(返礼品クーポン3万円)があったので、10万円コースを2つ申し込みました(合計6万円分のクーポンGET)。
しかしこの場合、1回の旅行では1枚しかクーポンを使えませんので、旅行代金の残り3万円は現金などで支払う必要があります。
またダイナミックパッケージの場合、行き帰りの航空券とホテルをセットで予約することになるので、1回の旅行を予約を分割してクーポンを2枚使うというのも難しいと思います。
飛行機を使うことが前提なので、近隣の自治体は使いにくい
先ほどから書いている通り、ダイナミックパッケージは行き帰りの航空券とホテルの予約がセットになっているので、自宅から車で行けるような近隣の自治体のクーポンは使いにくいですね。
例えば、静岡県浜松市のクーポンも返礼品にあるので私的には魅力的なのですが、私のように東京から静岡に旅行に行くなら普通は車で行きますよね。
例えば羽田から那覇に向かって那覇から静岡に向かうという変態的なルートなら航路で静岡入りするこも可能ではありますし、航空券を捨てて車で静岡入りすることも可能ではありますけど、それじゃ得してるのか損してるのかもうよく分かりませんし、普通はやりませんよね。
まだ採用している自治体がそこまで多くない
2021年9月時点で確認したところ、ダイナミックパッケージのクーポンを返礼品としている自治体は10団体でした。
これだけですと選択肢が狭いですし、すぐに周りきっちゃいそうですよね。
行きたい先があるとは限らない
まだ参加している自治体が少ないので、行きたい先がないなんてこともあるでしょう。
私は鹿児島が好きなので、鹿児島ドンピシャじゃなくても宮崎とか熊本があれば鹿児島にも立ち寄りやすいので有難いのですが、今のところそこら辺がないんですよね・・。
クーポン金額より代金が安くても差額は返金されない
一応、これを留意点として載せはしましたが、、
クーポンの差額が返金されないのは、ダイナミックパッケージに限ったことではないですね。
世の中一般的にそんなもんです。
ダイナミックパッケージのクーポンは航空券代やホテル代、レンタカー代などに充てられますので、クーポンを余すくらいなら、プレミアムクラスにアップグレードするとかホテルのランクを上げるとかして使い切った方が私は良いと思います。
まとめ
以上の点をまとめると、
ANAのふるさと納税はANAマイルが貯まる以外に、ダイナミックパッケージのクーポンが返礼品として貰えます。
ANAのダイナミックパッケージは、航空券とホテルを自由に組み合わせられるツアー商品で、返礼品のクーポンは寄付した自治体に宿泊する旅程をダイナミックパッケージで購入する際に使えます。
ダイナミックパッケージのクーポンを返礼品として貰うメリットは、
- 他の旅行券より自由に日程や宿泊地を組み立てられる
- 航空券代と宿泊代が一体で補助されるのが嬉しい
- 一回である程度まとまった金額のふるさと納税も可能
- クーポンが使えないなんてことはない
といったところです。
クーポンは1回の予約で1枚しか使えず、必ず航空券とセットになるなど制限はありますが、比較的自由な旅行を組みやすいです。
私のブログを読んでくださる方は旅行好きが多いと思いますので、ぜひANAのふるさと納税でダイナミックパッケージの返礼品をチェックしてみてはいかがでしょうか!