私が飛行機の非常口席を避ける理由

あなたは飛行機の座席の好みはありますか?

飛行機の前方・中央・後方、窓側・通路側・真ん中、いろいろありますよね。

 
P’hiro
私は景色やエンジン・翼の動きを楽しみたいので機体中央の窓側が好きです。
 
普通席・エコノミーならどこでも同じ座席に感じますが、非常口席やバルクヘッド席などちょっと特別な座席もあります。
特に非常口席は足元が広い機材が多いため人気の座席となっております。
ANAの国際線の場合、エコノミークラスの座席指定料が非常口席では高く設定されていることからも人気であることがうかがえます。
 

意識高い人
俺はダイヤモンドメンバーだから無料で非常口席を指定できるけどな!
 
わたくしP’hiroも2022年3月末まではANAのプラチナメンバーなので非常口席は無料で指定できることが多いですし、非常口席に魅力も感じていますが、結局非常口席を選ばないことがよくあります。
 
 
P’hiro
国内線で非常口席に乗ることはあるけど、国際線ではほぼ乗らない
 
この記事ではまずは簡単に非常口席のメリットに触れつつ、そのうえでなぜ私が非常口席を選ばないことがよくあるのかを書いていきます。
 

非常口席のメリット

足元が広い

非常口席は他の普通席と比べて足元が広い場合がほとんどです。

非常口席は緊急脱出用の非常口の隣に設置されているため、緊急時の円滑な脱出のためスペースを広くとっていることがほとんどです。

そのため非常口席は、エコノミーでも足元広々で快適なわけですね。

目の前に座席がなく圧迫感がない(場合もある)

上で説明した通り、非常口席は足元が広いため、前の座席との距離があり目の前に座席がない場合もあります。

これは機材によって異なり、B767やB787といった中型機以上の大きさであれば非常口席と前の座席とはかなり距離があります

一方、B737などの小型機の場合は非常口は小さいため、他の席より足元は広くても、意外と目の前に座席がある感じがします。

足元が広いので窓側席でもトイレに行きやすい

私は飛行機からの眺めを楽しみたいので、国内線では窓側の席を選ぶことが多いです。

一方で国際線だとトイレに立つ可能性が高いので、通路側を選ぶようにしています。

 
P’hiro
国際線だとお酒飲むからね。
 
エコノミーで窓側の席に座る場合、トイレに行くには通路側の席の人に一度立ってもらう必要があります。
 
 
P’hiro
寝てたり映画見てたりするから、けっこう気を遣うよね
 
いっぽう非常口席であれば足元が広いので、窓側の席でもそんなに隣に気を遣わずトイレにいけます。
 
 
P’hiro
窓際族にはこれは大きいメリットだね!
 
 

CAさんとコミュニケーションが取りやすい(場合もある)

これも機材によりますが、

離着陸時はCAさんは非常口席と向かい合ったジャンプシートと呼ばれる折り畳みの席に着席することがあります。

 
P’hiro
CAさんと向かい合うことから「お見合い席」なんて言ったりする。
 
そのたCAさんと会話するチャンスは他の席よりは多いです。
 
 
P’hiro
まぁでも離着陸時はCAさんも色々忙しいだろうから、様子を見て話しかけるようにしましょう。
 
ちなみに私はお見合いになるのがこっ恥ずかしくて、あまり好きではありません
 
でも、中型機でもB767なんかはこんな感じで、
お見合い席にならない場合もありますので、これなら私も恥ずかしくなく乗れます。
 
以上の通りメリット沢山の非常口席ですが、私はいくつかの理由から非常口席をあえて選ばないことが多いのです。
 

私が非常口席をあまり選ばない理由

は国内線では非常口席を選ぶこともありますが、国際線では非常口席を選択することはほぼありません

その理由を書いていきます。

自分のテリトリーに人が入ってくる

非常口席は足元が広いです。

そんでもってトイレも近くにあったります。

そうなると、トイレ待ちの人が非常口席の広いスペースにちょくちょく来るわけで、自分の様子が他人に丸見えで自分のテリトリーが他人に侵されてる気分になります

映画を観ているときにおっさんが目の前で体操を始めたりしたら気が散りますし、寝てる姿も全身他人に見られるわけです。

国内線ならそこまで気になりませんが、国際線の場合は寝たり映画を観たりしますしトレイを利用する人も多いので、非常口席は嫌だなぁと思います。

なにかやましいことをしているわけではありませんが、非常口席以外であれば自分の姿が少し隠れるので、何となく居心地が良いんですよね。

結構な高確率で隣に人が座っている

2022年2月時点では国内線の搭乗者数は回復傾向にありますが、一時は新型コロナの影響で飛行機の搭乗率は国内線でも著しく低下しました。

皮肉な事ですが搭乗率が低ければ、われわれ乗客は座席を広く使えるわけで、快適な空の旅を味わえます。

ただ、非常口席に関しては人気の座席ですので、横3列(または2列)自分以外だれも座らないということはあまり無いです。

これはとある便の座席表です。

私はもともと非常口21Aを予約していて、その隣21Cや後ろの22A・22Cは空席でした。

その後フライトの日付が近づいてきたところ、上の図のような状態になりました。

22A・22Cが並びで空いているにも関わらず、隣に人がいても非常口席を選択する人が多いのです。

 
P’hiro
22Aや22Cを選択しても隣に人が来るかもしれないから非常口席を選んでおこう、という心理が働いているのかもしれない。
 
この例以上に空席が目立っていても、非常口席だけは満席ってことも多いです。
ですので、特に空席率が高いフライトに関しては、私は非常口席以外の席を選択するようにしています。
 

隣に人がいなくてもエコフラットが出来ない

非常口席の場合、目の前にテーブルが無いゆえにテーブルやモニターはアームレストの中に収納されていることが多いです。

これが意味するところはつまり、アームレストが上がらないせいで、せっかく隣に人が居なくてもエコフラットにすることができません。

エコフラットとは、エコノミーのシートを一列使って横たわって寝たりすることを指すスラング。
ビジネスクラス等のフルフラットシートをもじった言葉である。
エコフラットは本来推奨された着席方法ではないが、事実上黙認されている。
エコフラットをするにしても、安全のためシートベルトは上手いこと閉めるようにしましょう。
特に国際線は搭乗時間が長いため、座席に横になって寝たりリラックスできる方が良いです。
エコフラットのチャンスがあるなら、私は非常口席を選ぶことはまずありません。
 
 
P’hiro
3列シート全部空席だと思って実際飛行機に乗ったら、隣に人が来ちゃったーって悲劇もあるけど、それもまた旅の醍醐味(?)
 

離着陸時は機内エンターテイメントが利用できない(場合もある)

これも機材によってことなりますが、一般的に国際線を飛ぶような中・大型機の場合、非常口席のモニターはアームレストに収納されているため、離着陸時は利用できません

離陸前にフライトのルートをチェックするのが個人的な楽しみの一つですので、これができない非常口席は楽しみがひとつ減ってしまうのです。

時間の許す限り映画などを楽しみたいって人にとっても、非常口席はちょっとストレスかもしれませんね。

まとめ

非常口席のメリットをまとめると、

  • 足元が広い
  • 機材によっては目の前に座席がなく圧迫感がない
  • 足元が広いので窓側席でもトイレに行きやすい
  • CAさんとコミュニケーションが取りやすいかも

エコノミーなのに足元が広い点が非常口席の最大のメリットであり、それゆえに非常口席は大人気なのでしょう。

一方、個人的に非常口席を選ばない理由を挙げると、

  • 自分のテリトリーに他人が入ってくる
  • 結構な高確率で隣に人が座っている
  • アームレスが上がらないからエコフラットができない
  • 離着陸時は機内エンターテイメントが利用できないことも

です。

国内線のように短時間であれば非常口のイマイチなところはそこまで気にならないので国内線では非常口席を選ぶこともありますが、国際線の場合は非常口席のイマイチな点が目立ってくるので国際線では非常口席は選びません。

 
P’hiro
でも、国際線でも搭乗率が非常に高そうな場合は、非常口席も選択肢にはなってくるとは思う。

非常口席に着席する場合は緊急時には乗客の脱出援助をすることになるためそれもデメリットで挙げることもありますが、飛行機で脱出が必要になる緊急事態なんてほぼ起きませんし、万が一そうなった場合は進んで脱出援助をしたいと思っています。

以上、私が(特に国際線では)非常口席を選ばない理由でした。

非常口の魅力やイマイチなところが他にもあれば、ぜひコメントして頂きたいです!

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