海外旅行での両替はいつどのタイミングでするか

海外旅行に行く際、多くの場合は日本円を現地通貨に両替することになると思います。

その際、どのタイミングで両替すべきか悩む方もいるのではないでしょうか?

パーマネントトラベラー

両替なんていつ、どこでやっても同じでしょ?
 
 
と思われる方もいるかもしれませんが、そんなことはありません。
ここでは、どのタイミングで両替するのが良いのか考えていきます。
 

基本的には現地で両替すべき

現地で両替した方がレートが良いことが多い

日本にも外貨両替所はありますが、基本的には日本で両替するより現地で両替した方が有利です。

その理由は、日本のマザーカレンシーは当然日本円ですので、日本にある両替所は外貨を日本円に両替することがメインとなります。

ですので、海外の通貨を在庫していなかったり、在庫があっても調達コストの関係でレートは不利になりがちです。

また日本円は世界3大通貨に数えられるハードカレンシーであるため、滞在先の通貨より国際的な通用力があることが一般的であるため、日本円を外貨に両替するのであれば現地の両替所を使った方が良いことが多いです。

 
P’hiro
マイナー通貨をマイナー通貨に両替する場合、売買のスプレッドが大きく開いて両替コストが膨れがち。メジャーな日本円に感謝。
 

米ドルとユーロは例外

ここまで海外旅行に行く際の両替は現地で行った方が良いと書いてきましたが、米ドルとユーロはそうとも限りません。

というのも、世界での流通量は日本円より米ドル・ユーロの方が多く、日本の両替所でも比較的容易に手に入ります。

また、アメリカやヨーロッパのユーロ圏からすれば、自国通貨より日本円の方が国際的に見て流動性に乏しい通貨になりますので、日本円も米ドルもユーロも多く流通する日本で両替した方が有利な場合があります。

現地で両替するタイミング

事前の情報収集が大事

まず第一に、事前にインターネットで両替所の有無や、どこの両替所が有利かを調べることが大事です。

この記事を読んでいる方の多くは、「海外旅行 両替」といったワードで検索してこの記事に辿り着いたかと思いますが、検索ワードを変えて現地情報を得ることが大事です。

たとえばカンクン旅行でメキシコペソが欲しいのであれば、「カンクン 両替」なんて検索すればそれなりに情報が出てきます。

しっかり事前リサーチをしましょう。

現地空港での両替は「最小限に」が原則だがケース・バイ・ケース

絶対とは言いませんが、一般的に空港の両替所のレートは市街地に比べて不利です。

 
P’hiro
黙ってても客が来るからなのか、テナント料が高いからなのかは分からないけど、レートは悪いことが多い。
 
ただ、空港から市街地までの交通費やコンビニなどでのちょっとした買い物でお金が必要になる場面はあるので、現地通貨が1銭もないのであれば、多少は空港で両替はした方が良いでしょう。
 
一点注意すべきは、行き先が田舎など滞在先に両替所がない恐れがある場合は空港で両替した方が良い点です。
都市部やリゾート地であれば大抵心配はないですが、そうでない場合はレートの悪さには目をつぶって空港で両替してしまった方が賢明かもしれません。
先ほども書きましたが、事前に両替所の情報はネットで調べた方がよいですね。
 

滞在中必要なお金は街の両替所を利用する

基本的には街中の両替所を利用するのが一番レートが良いです。

街の両替所なら、ある程度競争が働きますからね。

先ほども書きましたが、都市部やリゾート地ではなく外国人が行かないような田舎などには両替所が無いおそれもあるので、その場合は空港で外貨を調達しましょう。

市街地でも両替所によってレートはまちまち

市街地に到着していよいよ有り金すべて両替を行う場合でも、事前のリサーチは重要です。

同じ街でも両替所によってレートは異なりますので、どこが有利か事前に情報を収集しましょう。

可能であれば、街中を散歩しながら実際に両替所のレートをチェックしてみると良いでしょう。

両替する際、まともな両替所はマネロン対策の関係でパスポートの提示が必要なのでお忘れなく。

Wiseのデビットカードはレートが非常に良いがATM手数料がネック

ここまでは、現金を持ち込んで海外通貨に両替することを念頭に置いて書いてきましたが、Wiseのデビットカードがあれば、日本円を海外通貨に替えて現地のATMでお金を引き出す事ができます。

Wiseのデビットカードの詳細ついては関連記事を読んで欲しいのです。

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Wiseであれば、銀行間取引レート(インターバンクレート)での両替が可能ですので、どこよりも有利に両替できます

ただ、引き出しできる限度額が低かったり、ATM手数料が高かったりすることもあるので、Wiseのデビットカードは予備として考えておくほうが良いかと思います。

 
P’hiro
以前タイで5,000バーツ(約18,000円)引き出すのに手数料200バーツも取られた(涙
 
Wiseのデビットカードにお金を入れておけば、万が一現金を紛失してしまった場合や予算オーバーしてしまった場合でも現地通貨を手に入れることができますので、予備として持っておくことをおすすめします。
 
 

短い滞在であればクレジットカードだけでやり過ごすのも手

クレジットカードが使いやすい地域に短時間滞在するのであれば、現地通貨に両替しないこともひとつの手です。

私はコロナ前にクアラルンプールに1泊した際、クレジットカードだけで過ごしました。

クアラルンプールはコンビニもクレジットカードが利用できますし、KLIAエクスプレスの切符やショッピングモールのレストランもクレジットカードが利用できます。

移動もGrabタクシーですのでキャッシュレス。

ただ、寺院でのお布施はさすがにキャッシュレスではなく、仕方がなく1,000円札を渡したのは気まずかったですね笑

まとめ

海外旅行での両替はいつすべきかについてまとめると、

  • 米ドル・ユーロを除いて両替は日本ではなく現地で行った方がよい
  • 空港での両替は割高なので交通費など最小限に
  • 行き先が田舎で両替所がないのであれば空港で滞在中必要な分両替する
  • 基本は市街地の両替所を利用するのが最適
  • ネットでの事前情報収集を行おう
  • Wiseのデビットカードも予備で持っておくとよい
  • 短い滞在時間であれば両替せずクレジットカードでやり過ごすのもひとつの手
パーマネントトラベラー
両替所の有利も不利も、為替レートが大きく動けば意味ないじゃん。
 
とも思えますが、
そうは言っても為替レートの動きは読めませんし、為替相場は急激に動くより安定している場合の方が圧倒的に多いので、両替所の有利不利を考えるのは大事だと思います。

ご参考になれば幸いです。

 
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