秋の旅行と言えば東北。
紅葉がきれいな山の中にある温泉宿とか最高ですね。
今年は久々に秋の東北旅でも行こうと計画していたのですが、今回は山奥の温泉宿ではありません。
今回は趣変わって、秋色に染まった田んぼの中に佇むホテル『スイデンテラス』に宿泊してきました。
ANAのふるさと納税がきっかけでスイデンテラスに宿泊することに
以前記事にしましたが、ANAのふるさと納税の返礼品には、ANAのパッケージツアー「ダイナミック・パッケージ」のクーポン券があります。
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この返礼品はふるさと納税で寄付した自治体にあるホテルに滞在することを条件に使えるクーポン券で、スイデンテラスがある鶴岡市もこの返礼品プログラムに参加していました。
わたくしP’hiroは山形県は米沢市や天童市などは行ったことがありますが庄内地方は行ったことがなかったので、どんなホテル・旅館があるのか調べたところ、2018年9月に開業したまだ新しいスイデンテラスというホテルを発見しました。
スイデンテラス宿泊記
アクセス
今回私はANAのダイナミックパッケージを使っているので、羽田空港から庄内空港へ空路で移動しました。
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庄内空港からスイデンテラスへは路線バスで20分ほどで、お値段は720円です(2021年10月時点)。
スイデンテラスの最寄り停留所はサイエンスパークです。
ホテルはJR鶴岡駅からも2kmの距離ですので、鉄道からもアクセスしやすいと思います。
庄内空港からのバスは、ネットの情報を見るとリムジンバスと書かれていたりしますが、実際は路線バスですので荷物を抱えて車内に乗り込まなければなりません。
チェックイン
チェックイン時刻は15時30分でしたので、一旦荷物をホテルに預けてスタバに行ったり鶴岡駅周辺を散歩したりして楽しみました。
ちょっと時間は早いですが15時前にはホテルに戻り、チェックインの手続きをとりました。
ホテルのフロントやレストランなどがある共用棟の外観です。
お部屋
今回泊まったお部屋は、一番グレードの低いダブルルームです。
ダイナミックパッケージには、ダブルルームの朝食付きか無しかのオプションしかなかったのです。
ただ、外の風景が見えないお部屋がある中、今回宿泊したお部屋は外の風景が見えるところでしたので、その点で最底辺の部屋(言い方)ではないかなとは思います。
入り口から見たお部屋はこんな感じです。
22㎡ですので広くはないですが、一人で一泊する分には十分でしょう。
デスクもあるので、PCを広げられます。もちろん、WiFiは使えます。
お水も2本あります。
ホテルの施設や営業時間などは、部屋備え付けのタブレットで調べられます。
ふかふかなダブルベッドで、寝心地が良かったです。
▲二人で寝るならちょっと狭いですね。
ベッドわきのスイッチやコンセント。
こういうテレビ台、かっこいいですよね。エアコンも中に入っています。
ベッドの奥から入り口を見るとこんな感じです。
クローゼット。
スリッパなど。
冷蔵庫やポットなど。
冷蔵庫の中は何もないので、売店などで買ってきたお酒などを入れておけます。
ほうじ茶が置いてあります。
空気清浄機とセキュリティボックスもあります。
部屋風呂です。温泉に入ったので、ここは使いませんでした。
シャンプー、コンディショナー、ボディソープ。
アメニティ。
タオルはバスタオルとフェイスタオルが2枚ずつ。ハンドタオルは欲しかったですね。
私は温泉に何度も入るので、このくらいのタオルは全部使います。
ハンドソープと洗顔が分かれているのは珍しいですね。
この日、家から洗顔を持ってくるのを忘れてしまったのでありがたかったです。
温泉には洗顔は置いていなかったので、私は部屋からこの洗顔を持って行きました。
トイレ。
部屋からの眺めです。入り口の真横ですがマジックミラーになっているため、プライバシーは守られています。
鍵はオートロックではないので、出かける際は施錠を忘れずに。
まだ新しく、木のぬくもりを感じる気持ちの良いお部屋でした。
温泉・ジム
スイデンテラスのスパエリアには、3つの温泉とジムがあります。
私が行ったときは、1日目は女湯は天色(あまいろ)の湯、男湯は月白(げっぱく)の湯と朱鷺色(ときいろ)の湯でした。
2日目はそれが入れ替わっていましたので、1泊で全てのお風呂に入ることが出来ます。
サウナや露天風呂があるのは天色の湯と月白の湯で、朱鷺色の湯は内風呂のみでした。
▲月白の湯はここをズズイと入ったところにあります。
夕食後に月白の湯に入っていると、暗闇の水田に大きな鳥が一羽佇んでおり、とても幻想的でした。
朝、天色の湯から見る月山も素晴らしかったです。
ジムもスパエリアにあります。
朝の運動をジムでしようと着替えやシューズは持ってきたのですが、結局ジムは使わずでした(二日酔いで寝坊したため)。
バー・ラウンジ
温泉から上がるとすぐ近くに、ビールや日本酒などが飲めるバー・ラウンジがあります。
▲ SAKE BARのカウンター席
バーは17時から23時30分まで営業しており、ラウンジは15時から23時30分まで営業しています。
なお、バーは当面は金・土・祝前日のみの営業とのことです。
なぜラウンジとバーとで営業時間が異なるかと言うと、バーは有人でお酒を提供するのに対し、ラウンジには日本酒の自動販売機があるから早めに営業が開始できるのです。
▲日本酒の自販機
日本酒の自販機を利用するには、あらかじめフロントやバーでプリペイドカードを購入して利用します。
1杯500円で70mlなのでまぁ値段は高いですが、旅行先なので野暮なことは言わんようにします。
ちなみにプリペイドカードは1,000円分(2杯)からチャージできます。
ラウンジはバーの隣にあります。
私も湯上りに米沢のペールエールで乾杯です。
乾き物も注文。
ビールを2杯飲んで、お次はラウンジの自販機で買った日本酒を一杯。
何の銘柄かは忘れました。
いやー、まだ日が沈む前、夕食前なのに出来上がってきましたよー。
夕食
夕食はホテルのレストランで頂きました。
「庄内四季のお重」というコースを注文しました。
最初、「3,800円はたけーな・・」とか思いましたが、むしろ3,800円では安いくらいの内容でした!
前日までに予約すると、さらに上のコースもあるようなのでチェックしてみてください。
本日のディナーメニューです。
まずはじめに、山形の高畠ワイナリー生産のスパークリングワイン「嘉(よし)」で乾杯です(注:この前にSAKE BARで日本酒飲んでます)
お重が届きました。
晴耕雨読
レストランで食事をとったあと、再度温泉に入り、またSAKE BARで飲んで部屋に戻りました。
こんな美しい夜なら、部屋で静かにもう一杯飲みたいところです。
売店でハイボールを買い、ライブラリーで文庫本を一冊借りて部屋へ。
選んだ本は『深夜特急』です。
晴れていますが、晴耕雨読という言葉に酔いながら、酩酊状態で序盤を読み進めます。
インドでの話を読んで、「早く東南アジアに行きたいなぁ(インドではない)」としみじみ。
結局、少し読み進めてこの日は就寝しました。
朝食
朝食も、夕食と同じレストランで頂きました。
朝食は和食で、これまた非常に美味しかったですよ。
チェックアウト
チェックアウトは朝の10時でした。
終わりに
今回は1泊2日だけの滞在でしたが、ここは2、3泊すべきホテルだなと思いますね。
15時半チェックイン・10時チェックインは滞在時間が短くて忙しいですし、こののんびりした雰囲気を味わうにはそれくらいの時間があったほうがよいでしょう。
ライブラリーから本を借りてきて、部屋でゴロゴロ読書して、飽きたら景色を眺めたり温泉に浸かったり。
今回1泊して、今度はもう少しゆっくり滞在したいなと思いました。
季節ごとに風景も変わるでしょうから、時期をずらして訪れるのも楽しいかもしれませんね。