飛行機に乗らなくても航空会社を応援できる!

  • 2021年3月5日
  • 2021年6月6日
  • 旅行

新型コロナウイルスの影響により、国際線はほぼ運休、国内線も運休が目立っており、世界の航空会社は引き続き苦しい状況にあります。

Go Toトラベルのおかげで航空会社にも一時期明るい兆しが見えていましたが、コロナ感染拡大の影響で再び旅行需要が減少してしまっています。

言うまでもなく、航空会社を応援する一番の方法は航空券を購入して飛行機に乗ることですが、それが難しい場合、私たちには何ができるのでしょうか。

航空会社は現代社会になくてはならないインフラです。

2020年1月に新型コロナが広がった武漢から、ANAのチャーター便が邦人を乗せて日本に連れ帰ったのを見て、改めて飛行機や航空会社の社会的重要性を認識した方も多いと思います。

 

 
武漢からANA機が邦人乗せて戻ってきた映像を見た時は感動したなー

 

離島などを結ぶ地域航空会社も、社会インフラとして重要な公共交通機関です。

このように重要なインフラである航空会社は、最終的には公的資金を注入してでも守らなければならない存在です。

ただその前に、金融市場での資金調達や収益チャネルの多様化など民間部門で出来ることがあると思います。

私たちユーザーサイドでも、出来ることは小さいですが、飛行機に乗る以外にも航空会社を応援で来ることがあると思います。

ここでは、飛行機に搭乗する以外で私たちが航空会社に対して応援できることを考えてみました。

航空会社の周辺サービスを利用してみる

航空会社、とくに大手航空会社は旅客輸送の他にも様々なビジネスを展開しています。

例えば、ANAであればA-Styleというショッピングサイトを運営していたり(運営主体は全日空商事)、JALであればJALショッピング(運営主体はJalux)を運営しているため、航空会社のショッピングサイトで買い物をすることは航空会社への支援につながります

JaluxについてはJALの持ち株比率は20%強で最大株主は双日となっており、あなたのもたらした利益を100とすると20しかJALの利益にはならない計算になってしまうのはちょっと残念ですね。

ただ、JALショッピングで取り扱っている商品はJALのロゴの入ったグッズなどもあるので、実際はもう少しJALの利益に貢献していると思います。

また、旅行に行かなくても空港にあるANA FESTAやBLUE SKYでお買い物をするのもいいですね。

その他には、ANAやJALはふるさと納税サイトも運営しており、そこを通じてふるさと納税を行うことも航空会社の応援に繋がるでしょう。

特に大手航空会社はマイレージプログラムを中心にプラットフォームビジネスを展開しているので、サービスを探してみてあなたのニーズに合うものがあれば、それを利用してみることで航空会社の応援に繋がります。

マイレージプログラムを活用する

航空系クレジットカードを利用する

航空会社はマイレージプログラム機能を持ったクレジットカードを提供しています。

飛行機によく乗る方なら皆さんANAカードやJALカードを保有しているのではないでしょうか。

航空会社のクレジットカードを利用するごとにカード保有者にマイルが付与されますが、そのマイルはカード会社が航空会社から購入して付与する形となっています。

例えば、ANAアメックスであればカード会社はアメックスですので、アメックスがANAからマイルを仕入れてカードユーザーに付与します。

よって、マイルの販売代金がANAの収益となります。

JALについては、ALカードというJALの子会社が発行会社ですので、連結で見れば小売店などがカード会社に払う手数料が収益になります。

航空会社のクレジットカードはいわゆる大型提携カードであるので、その他にも年会費などのカード会社の収入の一部が航空会社にも分配されていると思われるので、カードを持っているだけでも航空会社の収益に貢献できると思います。

クレジットカードからのマイル販売収入は航空不況の状況下でキャッシュフローや利益の減少を補う貴重な手段であるので、航空会社のクレジットカードを積極的に利用することが航空会社への支援に繋がります。


販売したマイレージは航空会社にとっては負債ですが、それはコロナが落ち着いて航空需要が回復した際に、特典航空券で返済してもらいましょう。

ANAやJAL以外でも、ソラシドエア、スターフライヤー、エア・ドゥといった国内航空会社やデルタ航空なども日本国内でクレジットカードを用意しています。

ANAならセブンイレブン、JALならファミマで買い物をする

ANAカードやJALカードには、通常よりマイルが多く貯まる特約店があります。

例えばANAカードの場合、セブンイレブンで買い物する際にANAカードで決済すれば通常のカードのポイントの他に200円ごとに1マイル付与されます。

JALカードの場合、ファミリーマートで買い物をする際にJALカードで決済すればマイルが2倍貯まります

これらはコンビニが航空会社からマイルを購入してカード利用者に付与している形になるので、航空会社の収益に貢献していることになります。

私の場合はANAカードを利用しているため、ドラッグストアで買い物をする場合もマイルが多く貯まるマツキヨで買い物をするようにしています。

マイルが多く貯まる特約店で買い物をしたり食事をしたりする際に航空会社のクレジットで決済するとより航空会社の収益に貢献できるので、公式サイトから特約店を探して利用してみてはいかがでしょうか。

市場で株式を購入しても航空会社のキャッシュフローの改善にはつながらない

会社を応援する手段として、株式の購入・保有が考えられます。

ただ、一般的に株式を購入する際は、当該株式を保有している人から証券取引所などを通じて株式を購入することから、たとえANAホールディングスの株を購入してもANAには1円も入らないのです。
つまり、キャッシュフローの面では応援にはならないです。

ただ、公募増資などで航空会社が資金調達をする際に株式を購入する場合は、航空会社のキャッシュフローの改善に貢献していると言えるでしょう。

同様に個人向け社債が発行される際に購入することも応援につながります。

地域航空会社には応援できる手段は少ない

日本には大手の航空会社以外にも中堅航空会社や離島を結ぶ地域航空会社もあります。

これまで見てきた応援の方法は主に大手航空会社を想定したものであり、小規模の航空会社の場合はそもそもマイレージプログラムや通販サイトなどが無いことが多いため、マイルや買い物を通じた応援などが出来なかったりします

ただ、航空会社の地元の特産品をその航空会社が販売しているなど、航空事業以外にビジネスをしていれば、それを通じた支援もできますね。

また、日本の航空会社は概ねANAかJALのどちらかと資本や業務提携などで系列が出来ているので、大手航空会社を支援することが地域航空会社の支援にもつながります

おわりに

いつも旅行や出張でお世話になっている航空会社を応援したいという気持ちは、飛行機が好きな人なら少なからずあると思います。

収入が減ったりするなど苦しい状況のなか、一所懸命仕事に取り組む航空会社の方には本当に頭が下がる思いです。

本当は飛行機に搭乗することが一番の応援ですが、それがかなわない今は、私はマイルを貯めるなどして細々とANAを応援しています。

ところで、この記事は某カフェで書いているのですが、会話の内容から隣の2人組のお客さんはCAさんのようです笑


今は苦しい時期ですが、きっとまたバンバン飛行機に搭乗する日が来ることでしょう。

陰ながら応援しています。

今は買い物などでマイルを貯めて、コロナが落ち着いたらそのマイルで旅行に行きたいですね。

 

 
コロナ終わったら、ばんばん飛行機乗るよ!
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