2022年8月25日追記:最新の情報によると、9月27日より国籍を問わず、日本政府が指定するワクチンを3回接種済の人に関しては、日本入国時のPCR検査陰性証明書は不要となります。
この記事は2022年6月時点での規制を前提に書かれていますのでご注意ください。
来月(2022年7月)、またタイに行くことになったんですよ。
ここでも書きましたが、タイはもうタイランドパスを廃止することになり、ワクチンさえ打っていればPCRの陰性証明なんて必要ありません。
一方、日本はまだ(2022年6月現在)本格的には外国人観光客を受け入れてはいませんし、入国者数も制限しており、さらに日本入国前72時間以内のPCR陰性証明書まで求めてきます。
こんなことやってる国なんて、主要国じゃ圧倒的に少数派ですよ。
帰国時PCR検査は金と時間の無駄
PCR検査費用は高い
まぁ世界各地を周って確かめたわけではないですが、まぁ普通に考えてどこ行っても安いわけないんですよ。
日本で海外渡航用の証明書をつけたPCR検査を受けると15,000円以上しますし、タイ旅行に行ったときに受けた帰国前PCR検査もそのくらいしました。
下手したら、医療体制があまり整っていない国の方が費用が高いなんてこともあるんじゃないですね。
住んでいる自治体によってはPCR検査の費用を補助してくれるところもありますが、当然海外の医療機関は対象外ですので、帰国前のPCR検査代は基本自分持ちになるわけです。
予約取ったり検査を受けたりするのは手間だし時間がもったいない
たまの貴重な休みに海外旅行に行ってるわけですから、最大限楽しみたいんですよ。
それなのに、わざわざ現地の病院に行ってPCR検査を受ける時間がもったいない。
私がこの前タイに行ったときは、わざわざ病院まで行ってPCR検査の予約をし、後日検査を受け、さらに後日結果を受け取りにと、合計3回病院に行きました。
旅行前だって計画を立てるのに忙しいのに、PCR検査を受けられる病院を調べたり予約をとったりと無駄な手間です。
PCR検査を受けること自体がリスク
もし万が一、渡航先でPCR検査を受けて陽性になってしまったら飛行機には乗せてもらえませんので日本には帰国できません。
そうなったら大変。
3泊4日の海外旅行の予定が、半月くらい現地で過ごす羽目にあうかもしれません。
多くの方は仕事や学校があるでしょうから、困りますよね。
自覚症状がなくても陽性になる危険性は誰しもあるわけですから、こんなカジュアルに帰国できない羽目に遭うかもなんて結構恐ろしい話です。
ちなみにタイでは入国前や入国後の検査は不要です。
ただし、「タイに行く前に実はコロナにかかっていて、それを知らずにタイに行って帰る前の検査で陽性になっちゃった」なんてこともあり得るので、(金もかかって面倒で腹立たしいですが)私は出国前にもPCR検査を受けようかと思います。
「日本から外国へ短期渡航する者が、日本出国前に日本で取得した検査証明書については、外国を出国する前72時間以内に取得(検体採取)したものである場合には、日本への帰国(再入国)に当たって有効な検査証明書として取り扱います」とのこと。
これなら、週末旅の場合なら帰ってこれないリスクはだいぶ減りますね。
PCR検査の陰性証明を出す病院を確保するのに苦労する可能性も
予約がいっぱいなんてことも
まぁこれは早めに予約すれば回避できる話なんですけど・・。
以前私がタイのパタヤに滞在した際、PCR検査の予約が億劫で帰国ギリギリまで予約をしませんでした。
あらかじめネットで調べてバンコク病院パタヤでならPCRの証明書が取れることは分かっていたので、帰国前にバンコク病院に予約を取ろうとしたところ、1週間先まで予約が埋まっていました。
何とか他の病院でPCR検査を受けることができましたが、こういったリスクもあります。
そろそろPCR陰性証明書を出すサービスを取りやめる病院も増えてくるかも?
もうね、ワクチン打ってる人にまで入国時にPCR検査の陰性証明を出せなんてところは少数派なわけですよ。
おわりに
まったく、どこが「G7並みに入国規制を撤廃する」ですか。
これを書いているのは6月下旬で、7月10日の参議院議員選挙までは岸田内閣もリスクは取りたくないでしょうけどね。
それにしてもトロっこいです。
日本人も海外旅行に行きにくいし、インバウンドにだって水を差すことになるんですから、さっさと入国時のPCR検査証明書を廃止してもらいたいものですね。