金欠だしJRで大回りの旅でもするか【計画編】

タイ旅行でお金を使いすぎたり飲み会が続いたり、鹿児島旅行の軍資金を貯めたりと、何かと金欠なわたくしP’hiro。

 
P’hiro
なんか金かからない楽しいことないかなー。お金ないけど遠出したいわー。
 
そんなことを思っていたところ、JR線で大回りをするネット記事を見かけました。
「JR線で大回り」というのは簡単に言うと、JR線で遠回りしても一定のルールのもと最短距離で計算した運賃で乗れるというもの。
例えばJR山手線の東京駅と有楽町駅とは隣同士の駅ですが、山手線で東京駅から池袋方面の電車に乗ってほぼ一周近く乗車しても1駅分の運賃しかかかりません。
つまり140円の運賃で関東周遊も可能なわけです!
 
P’hiro
金欠時の遊びにもってこいじゃねーか!
 
これはJRとしては推奨できる乗車方法ではないとは思いますが、「運賃計算の特例」など一定のルールを守れば運送約款に反する行為ではありません。
この記事では大回り乗車のルールに触れ、実際私が近日中に行うであろう大回りのルート作成にあたってのポイントについて書いて行きます。
 

JR線大回りのルール

改札を入ってから出るまで1駅しか進んでなければどんな乗り方をしても1駅分の運賃しかかからない、わけではありません。

そこには一定のルールがあります。

このルールを守らないと追加の運賃が発生しますので注意が必要です。

大回りをすると改札入場から出場まで異常に時間が空くことになりますので、自動改札が使えないこともあります。

その場合、駅員さんに大回りのルートを説明する必要が出てくるかもしれないので、ルールをしっかり理解しルートを決めることが重要です。

それではルールを見ていきましょう。

大都市近郊区間の区間内で移動する

JRは大都市近郊区間を設定しており、大回りが出来るのは大都市近郊区間内での移動のみです。

設定があるのは東京近郊区間・大阪近郊区間・福岡近郊区間・仙台近郊区間・新潟近郊区間の5つです。

 
P’hiro
今回の計画は東京近郊区間で組みます。
 
大都市近郊区間はこちらのJR東日本のサイトで確認ができます。
 
今回は東京近郊区間で大回りを実施するので、移動できる範囲は以下の通りになります。
画像引用:JR東日本
例えば、東北本線の黒磯駅を含む経路で大回りをすることは出来ますが、一駅先の高久駅を通る経路で大回りすることはできません。

新幹線は利用できない

上の路線図にも書かれていますが、新幹線を利用して大回りをすることはできません。

一方、特急やグリーン車は特急券やグリーン券を持っていれば乗車することが可能です。

今回の大回りでも、グリーン車を利用する予定です。

同じ駅で入出場はできない

大回りをして片道最短距離料金ぽっきりで済ませるのであれば、入場した駅と出場する駅が別である必要があります。

例えば、山手線で東京から有楽町までほぼ1周大回りすることは可能ですが、東京から出発して一周してまた東京に戻ってくると片道料金では済みません。

どうしても同じ駅で降りたい場合は、あらかじめ大回り用の切符と、大回り終点の出口から乗ってきた駅までのきっぷを用意しておくと良いと思います。

山手線の例で言うと、
東京→有楽町の大回り 140円
有楽町→東京の一駅分 140円
で山手線を1周できます。

同じ駅を2回通過してはいけない

大回りをする際は、同じ駅は1回しか通れません。

同じ区間を行ったり来たりすることはできないので、注意が必要です。

また、例えば秋葉原から山手線で新宿に行き総武線で千葉に向かうなんてのも、秋葉原を2回通っているのでNGです。

途中下車はできない

出発地から目的地までは改札を出ることができません。

改札を出る場合、当たり前ですが出発地から出た駅までの通常の運賃を支払う必要があります。

改札から出れないとなると食事の調達などで不便になる可能性があるので、あらかじめ計画を立てた方がよいですね。

有効期限は1日限り

きっぷは始発から終電までの1日限り有効です。

2日かけて最短距離の運賃で大回りすることはできません。

大回りのルールまとめ

最短距離の料金で大回りする際のルールをまとめると、

  • 大都市近郊区間の区間内で移動する
  • 新幹線は利用できない
  • 同じ駅で入出場はできない
  • 同じ駅を2回通過してはいけない
  • 有効期限は1日限り

以上のルールに則って大回り計画を立てて実行しましょう。

今回の大回りルートを決めるうえでのポイント

東京近郊で大回りするなら無数と言ってよいほどルートがありますが、今回の大回りルートを決めるにあたって、いくつかポイントを設定します。

関東の1都6県すべてに立ち寄る

せっかく大回りするのであれば、1日で関東1都6県すべてに立ち寄りたいです。

具体的には東京・神奈川・埼玉・千葉・茨城・栃木・群馬ですね。

「立ち寄る」の定義ですが、単に電車で通過するのではなく、駅のホームに自分の足で降り立つことで立ち寄ったことにします。

ですので駅に電車が停車中にホームに降り立ってもカウントできますが、基本的に乗り換えで降り立つことがメインでしょうから、それを考慮してルートを決めていきます。

出発駅と終着駅は県境を挟んで一駅のところ

これは出発駅と到着駅が県境を挟んで隣接することによって、「一駅進んだだけで2県目に到着」なんて味気ないことにならないようにするためです。

それと出発駅と到着駅が県境を挟んで隣り合ってるってことにロマンを感じるってのもありますね。

 
P’hiro
ちょっと変?
 
 

大宮駅改札内のスターバックスに行く

突然ですが、皆さんはスタバのアプリは持っていますでしょうか?

このアプリはモバイル注文できたり支払いができたりポイントが貯まったりと何かと便利なのですが、2021年半ばごろ以降に立ち寄った県を示す機能も装備されました。

下の画像が示す通り、わたくしP’hiroは関東ではまだ埼玉と栃木、群馬のスタバには立ち寄れていないので、この機会に(電車賃をほぼかけることなく)立ち寄れたらいいなと考えたのです。

途中下車は出来ないので改札内のスタバを利用することになりますが、調べてみたところ栃木と群馬には改札内のスタバはなく、埼玉の大宮駅には改札内のスタバがありました。

群馬の高崎駅にはあるかなーと期待していただけに残念。

まぁでも大宮にあるだけありがたいもんですよ。

なんてったって埼玉に行く交通費は実質無料ですから!

乗り換えを活用しできるだけ長くグリーン車に乗る

在来線のグリーン車は、乗る距離と日にち、そしてあらかじめ切符を購入しているか否かで値段が異なります。

上記の通り50kmまでと51km以上は220円しか差が無く、51km以上はいくら乗っても料金は変わりません。

ですので今回は長くグリーン車に乗りたいと思います。

JR東日本のグリーン車は同一方向であれば乗り継ぎが出来ますので、今回は乗り継ぎをして出来るだけ長くグリーン車に乗れるようなルートを組もうと思います。

何をもって「同一方向」なのか曖昧なのですが、JR東日本のサイトに乗り継げない区間が示されているので、それ以外の乗り継ぎルートで検討します。

最後はグリーン車でゴール

最後は酒でも飲みながらまったり行きたいので、グリーン車でゴールするようなルートにします。

まとめ

大回りのルールのまとめを再掲すると、

  • 大都市近郊区間の区間内で移動する
  • 新幹線は利用できない
  • 同じ駅で入出場はできない
  • 同じ駅を2回通過してはいけない
  • 有効期限は1日限り

です。

このルールに則らければ大回りとはならず、追加の運賃が必要になってきます。

そして私が近々実際に行う予定の大回りのルートは、以下のポイントに沿って決めたいと思います。

  • 関東の1都6県すべてに立ち寄る
  • 出発駅と終着駅は県境を挟んで一駅のところ
  • 大宮駅改札内のスターバックスに行く
  • 乗り換えを活用しできるだけ長くグリーン車に乗る
  • 最後はグリーン車でゴール

すでにルートのイメージは出来上がっており、今計画を詰めている段階です。

実際のルートは、「金欠だしJRで大回りの旅でもするか【実行編】」(仮題)を後日アップしますので、そちらをご覧ください。

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