インターコンチネンタルアンバサダーの特典や費用、入会した感想まとめ

IHG

お金を払えば、泊まったことがなくてもインタコの上級会員になれるインターコンチネンタルアンバサダー。

ホテルの上級会員制度は飛行機の上級会員制度と比べると要件がゆるく、IHGならインターコンチネンタルアンバサダーでIHGのプラチナエリート、マリオットならSPGアメックスでゴールドエリートが付与されます。


ヒルトンはちょっとカラメで、ヒルトン・プレミアム・クラブ・ジャパンに入会すると初年度はシルバー会員になれたり、アメックスのプラチナカードを持っていればゴールド会員になれます。

で、そんな上級会員になれるインターコンチネンタルアンバサダーの気になるお値段は年会費200ドルです。

そのアンバサダーとかいうのになるのに、20,000円も払う価値あるの?

と思われるかもしれませんが、年に数回でもIHGのホテルを使う人やこれから使っていこうという方なら入会する価値があると思いますし、十分に元が取れますよ!

ここでは、インターコンチネンタルアンバサダーの特典をまとめてご紹介しますので、読み終わる頃にはきっと十分に元が取れることをご理解頂けると思います

インターコンチネンタルアンバサダーの特典

特典一覧

インターコンチネンタルアンバサダーの特典をまとめると以下の通りです。

なおIHGのプラチナエリートステータス付与以外の特典については、基本的にはインターコンチネンタルと一部のリージェントホテルでのみ有効で、クラウンプラザなど他のIHGブランドのホテルに宿泊しても適用されない点は注意です。

  • ウィークエンド1泊無料宿泊
  • ワンランク上の客室アップグレード保証
  • 16時までのレイトチェックアウト保証
  • IHGプラチナエリートステータスの付与
  • 滞在毎に(1泊毎ではない)最大20$相当のレストラン&バー利用クレジット
  • ミネラルウォーター無料サービス(毎日補充)
  • 1室2名宿泊でシングルルーム料金
  • 客室での最高速インターネット利用無料(有料のホテルのみ)
  • (中国本土のみ)1泊1名朝食無料
  • (中華圏のみ)ウェルカムフルーツ(プラチナ・スパイアエリート会員)

下で詳細を書きますが、「保証」とハイライトしている特典については提供ができなかった場合、補償が受けられます。

上から4つの特典について詳しく見ていきます。

ウィークエンド無料宿泊

ウィークエンド無料宿泊はインターコンチネンタルアンバサダーの目玉となる特典のひとつで、この特典だけでアンバサダーの年会費の元が取れると言えるでしょう。

20,000円でインタコに泊まれるケースの方が少ないからね。

このウィークエンド無料宿泊は金、土、日(中東のホテルでは木、金、土、日の場合あり)の週末に2泊する際に、2泊目の宿泊料金が無料となる特典です。

利用できるホテルはインターコンチネンタルです。

また、2021年末までは対象となるリージェントやキンプトンといったブランドでも曜日に関わらず利用できます

この無料宿泊特典は、例えばクラブアクセス付きのプランを予約しても適用されるので非常にお得ですね。

なお、ウィークエンド無料宿泊特典を利用する際は、アンバサダー週末レートが適用されるため、1泊目の料金はベストフレックス料金より高めです。
それでも、2泊滞在で考えるとかなり安く仕上がるのでお得と言えるでしょう。

一般的に金、土、日のうち宿泊料金が一番高いのは土曜日なので、金、土の2泊でウィークエンド無料宿泊を使うのが最もコストパフォーマンスが高いです。

以前はウィークエンド無料宿泊のクーポンが郵送されてきてから利用が可能でしたが、現在は会員アカウントに紐づけられているので、アンバサダーに入会したその日からウィークエンド無料宿泊の予約が可能です。

ワンランク上の客室アップグレード保証

これも嬉しい特典ですね。

この特典を利用すれば、狙った部屋のワンランク下の部屋を予約することで宿泊費用を安く抑えることも可能です。

ただ、このワンランクというのがホテルにより異なり、例えば同じグレードの部屋でも景色の見え方の違いでランクが分けられてたりもするそうで、狙った通りにアップグレードされるとも限らないようです・・。

また、このアップグレードにはラウンジアクセスは付かないため、ラウンジアクセスの付いた部屋にアップグレードされてもラウンジの利用はできません
ラウンジを利用したい場合は、ラウンジアクセス付きの部屋を最初から予約しましょう。

規約上は無料宿泊特典を利用しての滞在はアップグレードの対象外です。
ただ、ホテル側のご厚意でアップグレードされる場合もあります。

アップグレードが出来なかった場合の補償ですが、50$相当分のレストラン&バー、スパ利用のクレジット、またはIHG Rewards Point10,000ポイントで補償されます。
無料宿泊特典を利用した場合は保証の対象外です。

16時までのレイトチェックアウトの保証

これも上級会員ならではの特典ですね。

国内でも嬉しいですが、深夜便の利用も多い海外旅行で威力を発揮しますね。

16時チェックアウトなら、チェックアウト当日でもラウンジでアフタヌーンティーを頂くなんてことも可能です。

ホテル側の何等かの都合で16時チェックアウトが利用できない場合の補償ですが、50$相当分のレストラン&バー、スパ利用のクレジット、またはIHG Rewards Point10,000ポイントで補償されます。

IHGプラチナエリートステータスの付与

この特典については、他の特典と異なり主にインターコンチネンタル以外のIHGのホテルに宿泊する際に威力を発揮します。

そして、個人的にはこれがインターコンチネンタルアンバサダーに入会した最大の理由です。

私はホリデイ・インやクラウンプラザを利用することが多いため、IHGのプラチナステータスが付与されることは魅力的に感じました。

通常、IHGのプラチナステータスを獲得するには暦年で40泊するかエリート対象ポイント40,000ポイントを獲得する必要があり、なかなかハードルが高いです。
(2021年に関しては新型コロナへの特別対応として25%条件が緩和されているため、30泊または30,000ポイントでプラチナエリートステータスが獲得できます。)

プラチナエリートの特典について

IHGプラチナステータスの特典は以下の通りです。
なお特典のうち、一般のIHG Rewardsクラブメンバーの特典と重複している部分については割愛してます。

  • 14時までのレイトチェックアウト
  • 無料客室アップグレード
  • エリートメンバー期間中はポイントの有効期限なし
  • 基本ポイント+ボーナスポイント50%
  • プライオリティチェックイン
  • エリート繰り越し宿泊
  • 72時間前までの客室保証 
  • ウェルカムアメニティが貰える

上2つのハイライトされた特典は、細かい点は異なりますがインターコンチネンタルアンバサダーの特典と類似したサービスがIHGの他のホテルブランドでも受けられることを意味しています。

それ以外の特典については、インターコンチネンタルアンバサダーの特典と重複していないため、インターコンチネンタル利用時にも適用される特典です。

なお、ウェルカムアメニティは公式サイトには記載されていない特典です。
内容は、チェックイン時に500~600ポイントまたはウェルカムドリンクが貰えるといったものです。

以下、特典の詳細を見ていきます。

14時までのレイトチェックアウト

インターコンチネンタルの場合は16時までですが、プラチナエリートとして他のIHGに宿泊する際は14時までチェックアウト時間を延ばす事ができます。

インタコに泊まる場合より2時間短いですが、それでも午前中はゆっくり過ごせるのでありがたい特典です。

インターコンチネンタルアンバサダーのレイトチェックアウトともう一点異なる点は、IHGのプラチナエリート特典ではレイトチェックアウトは保証されておらず、空室状況によっては利用できない場合があるとされている点です。

そうはいっても、今まで私は一度も断られたことはなかったですね。

無料客室アップグレード

これに関してはワンランクなのかどうか明記されていませんが、おおむねワンランクアップグレードが多いです。

また、無料客室アップグレードについても保証はされておらず、空室状況によってはアップグレードされないことになっています。

そもそもインターコンチネンタルと違って、例えばホリデイ・イン・エクスプレスなんて同クラスの部屋しかなくてアップグレードのしようがない場合もあるわけですからね。

その他のプラチナエリートの特典

その他の特典については、インターコンチネンタルに泊まった際も適用されます。

インタコに泊まってもIHGのポイントは50%増しで加算されます。

プライオリティチェックインについては、エリート会員のチェックイン用にちゃんとした椅子とデスクを用意しているホテルから、フロントにプライオリティの看板だけは設置してあるけどスタッフが誰もいない、なんて所もあり様々です。
一般の宿泊客がチェックインしているのを待たされるなんてこともザラにあるので、おまけ程度のものと考えています。

エリート繰り越し宿泊とは何のことかと言うと、例えばプラチナエリートの場合、1年で40泊以上した場合はその超過分は翌年のステータス判定の宿泊日数にカウントされます、というものです。
ただ、75泊宿泊するとスパイアエリートになるため、35泊分翌年に繰り越されることはありません。75泊を超過した分は、翌年のステータス判定の宿泊日数にカウントされます。

72時間前までの客室保証についても、イベントなどがある場合は適用されないことがあるようです。

インターコンチネンタルアンバサダーの費用や更新時のボーナスポイントについて

先ほども書きましたが、インターコンチネンタルアンバサダーの年会費は200ドルです。
または、40,000ポイントで支払うことも可能です。

これは新規入会時も継続時も同じです。

なお、200ドルを支払って更新した場合にはボーナスポイントとして15,000ポイントが即時付与されます。

1ポイント0.5円の価値と考えると7,500円バックされる計算になるので、更新に伴うコストは実質14,500円くらい(1USD = 110JPYとする)と考えられますね。

更新でポイントが貰えるなら、出来る限りアンバサダー資格が失効する前に更新したいですね。

もし更新するか悩んでいるのであれば、アンバサダーの有効期限を1回に限り2か月または6か月(アンバサダーを2年以上継続している場合)延長できますので、それを利用するのも手ですね。

入会してみての感想

インターコンチネンタルアンバサダーに入会してみて、改めて実感するのはそのコスパの高さです。

インタコを含めたIHGを年に数回利用するのであれば、すべての人が入会しても良いのではないかと思いますね。

金銭の面で言えば、無料宿泊できたり付与ポイントが50%増になることで、年に数万円お得になります。

実際に宿泊する際も、お部屋のアップグレードやレイトチェックアウトで満足感が高まります。

主に海外のIHGでの話ですが、チェックイン時にうやうやしく「IHGのプラチナエリートとなっていただき、貴殿の特別のロイヤリティに感謝いたします。」的な感じで迎え入れてくれるホテルがあるのも何気に嬉しいですね。

 
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いえいえ、こちらこそ年に200ドル払ったくらいで、こんなに良くして頂いて感謝ですよ。

また、ホテルによっては独自にロイヤリティサービスを用意しているところがあり、アンバサダーやエリート会員を対象に、例えばレストランやバーの料金が割引になったり、マッサージが無料で受けられたりなどあります。

エリート会員に配布している割引カード

何度も言いますが、IHGを毎年利用するのであれば入会をおススメします。

コスパが良すぎて、今後改悪が来るのではないかと思うほどです。

IHGの上級会員になっても朝食やラウンジアクセスがつかないなどの指摘を受けますが、それを考慮しても私はインターコンチネンタルアンバサダーには満足しています。

ラウンジ乞食が少なくて、むしろ良いと思いますし。

満足度高めなので、私は今後もインターコンチネンタルアンバサダーを継続していきます。

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