ここ数年、にぎやかさが戻ってきている熱海。
以前の熱海は廃れた印象でしたが、オシャレなお店も増えてきており、若い観光客で熱海の街は賑わっています。
ところで、旅の楽しみは目的地だけにあるものではなく、目的地までの移動も旅の楽しみのひとつだと思います。
東京から熱海は近い
熱海は静岡県の伊豆半島の付け根に位置します。
」
鉄道でのアクセスも良好で、在来線の東海道線や東海道新幹線が利用可能です。
東京駅から熱海駅への所要時間は、東海道新幹線こだま号で45分ほど、在来線だと1時間40~50分ほどです。
在来線グリーン車の利用をおすすめする理由
さきほども書いた通り、東京駅から熱海駅まで在来線で行っても1時間45分ほどですので、旅行するにはちょうど良い移動時間です。
ここでは、あらためて新幹線より在来線グリーン車をおすすめする理由を書いていきます。
在来線でもクロスシートでラクラク
当たり前ですが、グリーン車であればロングシートではなくクロスシートですので、移動は楽です。
リクライニングも可能なので、1時間45分くらいの移動であれば余裕ですね。
新幹線だと移動時時間が短すぎる
新幹線で東京駅から熱海までは45分ほど。
これだと、移動時間が短すぎます。
ゆっくり景色を楽しんだり街の移り変わりを感じることができる
上で挙げた理由と似てますが、在来線だと新幹線と比べて停車駅が多く速度も速くないので、景色を楽しんだり、東京から熱海に移動するにつれて街並みが変化していくところを楽しむことができます。
普段の移動であれば停車駅が少なく速度が速いことの方がメリットでありますが、せっかく近場に鉄道で旅行するのであれば、ゆっくり移動するほうが旅を楽しむことができると思います。
駅弁やお酒を楽しみながら行ける
普通列車でも、グリーン車であれば駅弁を食べたりお酒を飲んだりしてもマナー違反ではありません。
新幹線でももちろん駅弁を食べたりお酒を楽しんだりできますが、東京から熱海は乗車時間が短いのでちょっと慌ただしいです。
普通列車なら1時間半以上の乗車時間があるため、風景を見ながらゆっくり食事を楽しめますね。
グリーン車に乗っても新幹線より安い
東京駅から熱海駅までの運賃は、新幹線も在来線も1,980円です。
これに新幹線特急料金が追加されますので、自由席の場合1,760円加算され、合計3,740円です。
一方在来線グリーン車料金は、
- 平日のグリーン料金は1,000円で、合計2,980円
- ホリデーのグリーン料金は800円で、合計2,780円
です。
なお、グリーン料金は目的地までの距離と曜日、車内購入か事前購入かによって異なります。
東京駅から熱海駅までは51km以上の料金になります。
以上のように、在来線グリーン車と新幹線自由席とでは、休日はグリーン車の方が960円安く、平日でも760円安いです。
浮いたお金でお弁当やお酒などを買って、ゆったりグリーン車で旅を楽しんだ方が満足度が高いと私は思います。
もちろん滞在時間を増やしたり時間がない時は新幹線の方がよい
言うまでもないですが、
というのであれば、新幹線の方が良いです。
まとめ
熱海は東京からそんなに遠くないので、鉄道で行くのであれば新幹線に加え在来線も選択肢になります。
そして、東京から熱海までの在来線である東海道線にはグリーン車がついているので、熱海に行く際は東海道線のグリーン車の利用をおすすめします。
その理由は、
- 在来線でもクロスシートでラクラク行ける
- 新幹線だと移動時間が短く、慌ただしくて旅情に乏しい
- 在来線ならゆっくり景色の移り変わりを楽しめる
- 在来線グリーン車ならゆっくり駅弁やお酒を楽しみながら移動できる
- 在来線グリーン車に乗っても新幹線より安い
となります。
もちろん、「急いでいる・より熱海での滞在時間を確保したい・移動時間が好きでない etc.. 」それぞれ事情はあると思うので、その時々の都合や気分で使い分けるとよいかと思います。